現在のラボ:札幌ミライラボ

項目コード:B41602 / 2906
検査項目
JLAC10
CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
化学発光酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。
D014(10)
抗サイログロブリン抗体
免疫学的検査判断料144点 ★
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
抗サイログロブリン抗体は免疫グロブリンクラスのIgG抗体が主であるが,IgA,IgM抗体も認められる。
甲状腺疾患では各種の甲状腺特有抗原と反応する臓器特異性の自己抗体が検出され,本抗体は甲状腺濾胞内コロイド成分であるサイログロブリンと反応する自己抗体である。意義としては,とくに橋本病患者の陽性率は高く,抗体価は広く分布し,バセドウ病でも陽性を示すが,抗体価は橋本病よりも低いものが多い。
本抗体の測定は,自己免疫性甲状腺疾患の診断および鑑別に有用である。
バセドウ病, 橋本病, 甲状腺腫, 糖尿病, 特発性粘液水腫, 膠原病
測定法文献
矢野 美沙紀,他:医学と薬学 77(5):793~804, 2020.
臨床意義文献
上条 圭一,他:医学と薬学 61 (5) :739~746,2009.