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肺サーファクタント プロテインD(SP-D)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 肺サーファクタント プロテインD(SP-D)
    血清
    0.2
    S09

    A00
    冷蔵
    2~4

    136
    ※4
    CLEIA

    EIA(Enzyme immunoassay)
    酵素免疫測定法
    測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    110未満(ng/mL)

備考

&1

診療報酬

D007(39)
肺サーファクタント蛋白-D(SP-D)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

  • 「KL-6」、「肺サーファクタント蛋白-A(SP-A)」及び「肺サーファクタント蛋白-D(SP-D)」のうちいずれかを併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。KL-6は、EIA法、ECLIA法又はラテックス凝集比濁法により、肺サーファクタント蛋白-A(SP-A)はEIA法により、肺サーファクタント蛋白-D(SP-D)は、EIA法又はラテックス免疫比濁法による。

容器

臨床意義

SP -D は現在のところヒトにおいて肺以外の臓器、細胞での発現は報告されておらず,きわめて肺に特異的な物質であるといわれている.近年このSP -D が血液中にも存在していることが判明し,肺以外では産性,分泌されないことから血清中SP -D 量がある種の肺疾患の存在を反映する可能性があり,肺特異的血清マーカーとして注目されている.特発性間質性肺炎(IIP),膠原病性間質性肺炎(CDIP)で陽性率が高く,これら肺疾患の補助的診断に有用と考えられる。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

特発性間質性肺炎(IIP), 肺胞蛋白症(PAP), 膠原病性間質性肺炎(CDIP)

参考文献

測定法文献
土居 耕介,他:医学と薬学 78(3):261 ~ 267, 2021.
臨床意義文献
本田 泰人 他:医学と薬学 36-4-809~815 1996

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