現在のラボ:静岡ラボ
○メトトレキサート
項目コード:01375A102 / 036102 8
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位) - 採血時刻
-
-
-
メトトレキサート
3M725-0000-023-024 -
血清
0.5 -
S5P
↓
A00 -
- 2~4
-
-
EIA
EIA(Enzyme immunoassay)
酵素免疫測定法
測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。 - 危険限界濃度 24時間値 10以上 48時間値 1以上 72時間値 0.1以上 (μmol/L)
- メトトレキサート・ロイコボリン救護療法時24,48,72時間
-
その他の受託可能材料
備考
1
メソトレキセート
採血容器についての注意事項
血清分離剤入り容器の使用は避けてください。薬物検査において、測定値に影響を及ぼす場合があります。
採血時刻についての注意事項
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。
診療報酬
B001(02),B001(02ヲ)
特定薬剤治療管理料,メトトレキサート(悪性腫瘍)
- 「特定薬剤治療管理料1」は、投与薬剤の血中濃度を測定し、その結果に基づき当該薬剤の投与量を精密に管理した場合、月1回に限り算定する。
容器
S5P
分離剤なし (真空採血量5mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
メトトレキサートは抗悪性腫瘍剤で白血病.DNAおよびDNA合成に必要なジヒドロ葉酸還元酵素を阻害して腫瘍細胞の増殖を抑制する。また通常の投与量では薬効が期待できなかった骨肉腫,急性リンパ性白血病および悪性リンパ腫に対して,ロイコボリン救援療法を併用した大量療法では著明な効果が認められ,日常診療に採用されている。
参考文献
測定法文献
中原 佑香里,他:医学と薬学 72(4):761~767,2015.
臨床意義文献
和田 育男,他:化学療法の領域 8(9):84~90,1992.