現在のラボ:横浜ラボ
○フォン・ウィルブランド因子抗原定量
項目コード:4116 8
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
フォン・ウィルブランド因子抗原定量
2B450-0000-022-062 -
血漿
0.2 -
PC2
↓
A00 -
(21日)
- 2~4
-
147
※3
-
ラテックス凝集反応
LA(Latex agglutination)
ラテックス凝集反応
抗原または抗体を吸着(結合)させたラテックス粒子(感作ラテックス粒子)を用いて抗原抗体反応を行い,抗原抗体反応による凝集の有無により抗体または抗原の存在を判定する方法。 - 50~155(%)
-
フォン・ウィルブランド因子抗原定量
備考
&1
凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5~6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。血漿は必ず凍結保存してください。(複数の検査項目をご依頼される場合で,採血量が1.8mL以上の場合,(PC5)の容器をご利用ください。)
診療報酬
D006(20)
von Willebrand因子(VWF)抗原
血液学的検査判断料125点 □
容器
PC2 旧容器記号 K H2 11
3.2%クエン酸ナトリウム入り (真空採血量1.8mL)
内容:3.2%クエン酸Na 0.2mL
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年 (25本入りプラスティックケース開封後1ヵ月)
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
フォン・ヴィレブランド因子(von Willebrand factor:vWF)は血管内皮細胞および巨核球で産生され,血漿,血管内皮下組織および血小板に存在する高分子糖蛋白である。遺伝子は12番染色体短腕(12pter-12p12)上に位置しその機能は,損傷血管内皮下組織への血小板の粘着において,両者を結合させ,一次止血機構に重要な働きをする。また,このvWFの量的・質的異常がフォン・ヴィレブランド病(von Willebrand disease:vWD)である。vWDは,先天性の常染色体遺伝性の出血性疾患で血友病Aについで多い。vWDはFⅧ,vWF Ag,RCof,マルチマー分析により種々の病型に分類されている。また,従来より血友病Aの保因者診断にはFⅧ/vWF Ag比が利用されている。
異常値を示す病態・疾患
高値疾患
ネフローゼ, 川崎病(急性期)
低値疾患
フォンウ゛ィレブランド病, 血友病
参考文献
測定法文献
測定法文献はありません
臨床意義文献
高橋 幸博:日本臨床 53-増-100~104 1995