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Zn(亜鉛)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • Zn(亜鉛)
    3I030-0000-023-271
    速やかに遠心
    血清
    0.5
    S09

    AZZ
    冷蔵
    (1ヵ月)
    2~4
    132
    ※4
    比色法

    比色法
    測定物質を着色物質に変換後,可視部波長を照射して吸光度を測定して色調を標準液と比較する方法。

    80~130(μg/dL)

備考


採血後は速やかに血清分離をしてください。

診療報酬

D007(37)
亜鉛(Zn)
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

容器

臨床意義

亜鉛代謝異常は種々の疾患でみられるが,亜鉛欠乏症は微量元素欠乏症の中でもっとも頻度が高いため重要とされている。
亜鉛欠乏症の示す症状としては,成長遅延,性機能低下,皮膚炎,食欲減退,味覚・嗅覚の減退,脱毛,創傷治癒の遅延,嗜眠,うつ状態などの精神・神経症状など多彩な症状が知られている。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

クローン氏病, ネフローゼ, 亜鉛欠乏症, 亜急性細菌性心内膜炎, 悪性リンパ腫, 悪性貧血, 肝癌, 肝硬変, 肝膿瘍, 肝不全, 急性肝炎, 再生不良性貧血, 糸球体腎炎, 心筋梗塞, 多発性骨髄腫, 多発性神経炎, 腸管ベーチェット, 長期の高カロリー輸液時, 潰瘍性大腸炎, 鉄欠乏性貧血, 白血病, 閉塞性黄疸, 慢性肝炎, 腸性肢端皮膚炎

上昇する疾患

γ腺照射後, 好酸球増多症, 甲状腺機能亢進症, 赤血球増多症, 本態性高血圧症, 溶血性貧血

参考文献

測定法文献
井上 哲,他:医療と検査機器・試薬41(3):283~287,2018.
臨床意義文献
神林 敬一郎:綜合臨床 27(増):2590~2594,1978.

関連項目

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