現在のラボ:横浜ラボ

現在のラボ:横浜ラボ
項目コード:7653 9
検査項目
JLAC10
EIA(Enzyme immunoassay)
酵素免疫測定法
測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。
&1
D012(43)
グロブリンクラス別クラミジア・トラコマチス抗体
免疫学的検査判断料144点
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
インデックス値 | 判定 |
---|---|
0.90未満 | (-) |
0.90~1.09 | (±) ※ |
1.10以上 | (+) |
※ 10日以降に採血した血清による再検査をお勧めいたします。
クラミジアにはChlamydia trachomatis(Ct),C.psittaci(Cps),C.pneumoniae(Cpn)およびC.pecorum(Cpe)の4種類の菌種が知られている。Ct感染症は日本や欧米をはじめ,世界的にも淋菌感染症を上まわり,最も頻度の高い性行為感染症と考えられている。本菌はヒトを自然宿主としてヒトからヒトへ伝播し,封入体結膜炎やトラコーマなどの眼疾患,非淋菌性尿道炎,子宮頸管炎,骨盤内感染症,肝周囲炎(Fitz-Hugh-Curtis症候群),新生児封入体結膜炎,肺炎など,多彩な病気を引き起こす。よって早期診断,早期治療が重要となる。
クラミジア検査法には,抗原検出法,抗体検出法,最近ではクラミジア核酸の検出(遺伝子診断法)など各種あり,疾患の種類により,いずれかを選択して用いる。通常Ctでは抗原検出法,Cps,Cpnでは抗体検出法が一般である。
女子骨盤内感染症(PID), 新生児肺炎, 精巣上体炎, 男子尿道炎, 直腸炎, 鼻咽頭炎, 封入体結膜炎
測定法文献
梶原 祥子,他:医学と薬学 37(3):711~719,1997.
臨床意義文献
宇津野 栄:日本産婦人科学会誌 43(7):763~770,1991.