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○アデノウイルスDNA 定量
項目コード:A613 0
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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アデノウイルスDNA 定量
5F150-1441-019-862 -
血液(EDTA-2Na加)
2.0 - PN5
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(28日)
- 2~8
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PCR(リアルタイムPCR)
リアルタイムPCR
PCR法を基本原理とする核酸増幅法の一種であり、分解により蛍光を発するオリゴヌクレオチドを利用することにより、PCRサイクルごとに蛍光シグナルを確認することでリアルタイムにターゲット核酸の定量が可能となる測定方法。 - 検出せず(コピー/mL)
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アデノウイルスDNA 定量
備考
&1
凍結保存は避けてください。
他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
下図の容器に採血し、よく混和させ、冷蔵保存してください。
容器
PN5 旧容器記号 C C3 4
EDTA-2Na入り (真空採血量5mL)
内容:EDTA-2Na 7.5mg
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
補足情報
臨床意義
疾患ごとにA~Gの7つの種に大きく分類され、100以上の型が存在するアデノウイルスは、出血性膀胱炎などの泌尿器疾患、咽頭結膜炎、咽頭炎、扁桃炎、気管支炎などの呼吸器疾患、流行性結膜炎などの眼疾患、腸炎、腸重積などの消化器疾患、脳炎、肝炎、急性発疹症、関節炎などにいたるまで、多彩な病状を引き起こします。これらアデノウイルス関連疾患の診断補助として本検査法は、リアルタイムPCR法を用いて高感度かつ特異的にアデノウイルスDNAを検出します。特に出血性膀胱炎は、比較的頻度の高い同種造血幹細胞移植後合併症の1つであり、約半数がアデノウイルスに起因するとされています。
参考文献
測定法文献
Lu X, et al:J Clin Microbiol 51(4):1089~1093, 2013.
臨床意義文献
日本造血細胞移植学会:造血細胞移植ガイドライン ウイルス感染症の予防と治療 出血性膀胱炎:2018.