現在のラボ:横浜ラボ
○ヒトヘルペスウイルス7型DNA 定性
項目コード:K079 4
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
ヒトヘルペスウイルス7型DNA 定性
5F211-1440-041-851 -
髄液
0.7 - ARR
-
(3ヵ月)
- 3~9
-
PCR
PCR(Polymerase chain reaction)
DNAが加熱により2本鎖から1本鎖に解離し,冷却することで2本鎖に戻ることを利用し,1本鎖DNAを鋳型として目的のプライマーを結合させ,DNAポリメラーゼの転写反応によりDNA合成を行うことを繰り返し,目的とするDNA領域を指数関数的に増幅させる方法。 - 陰性
-
ヒトヘルペスウイルス7型DNA 定性
備考
&1
血液:凍結保存は避けてください。
患部ぬぐい液:患部をぬぐった滅菌綿棒を1mLのPBSまたは生理食塩水が入った滅菌ポリスピッツ(ARR)に入れ、そのまま凍結保存してください。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。下図の容器に採血し,よく混和させ,冷蔵保存してください。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので,検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
容器
ARR 旧容器記号 r A
滅菌ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
ヒトヘルペスウイルス7型(human herpesvirus7:HHV-7)は,1990年健康成人末梢血単核球から分離されたウイルスであり,健康成人唾液中から高率に分離される。HHV-7は小児期に初感染し,突発性発疹症をはじめとして種々の病態に関与することがわかってきた。HHV-7による感染症の予後は通常良好であるが,慢性持続性肝炎や熱性痙攣,急性小児麻痺合併例も報告されている。また,HIVと同様にCD4+のリンパ球に感染することから,多方面より注目されている。本検査は,PCRを用い高感度,特異的にHHV-7を検出することから,HHV-7感染症の鑑別診断に有用と考えられる。
参考文献
測定法文献
Yalcin S et al:Archives of Virology 136-183~190 1994
臨床意義文献
吉川 哲史 他:ウイルス 47-1-49~60 1997