現在のラボ:横浜ラボ
- TOP
- 遺伝子関連検査
- 悪性腫瘍(固形腫瘍)遺伝子検査
- マイクロサテライト不安定性(MSI)検査(FF)
現在のラボ:横浜ラボ
○マイクロサテライト不安定性(MSI)検査(FF)
項目コード:A270 1
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
マイクロサテライト不安定性(MSI)検査(FF)
8C986-0000-070-856 -
組織
50mg - ARR
-
- 4~8
-
2500
※2
-
マルチプレックスPCRーフラグメント解析
複数の標的遺伝子を増幅後、PCR増幅産物をシーケンサーにてキャピラリー電気泳動を行う。
DNAのサイズに応じて分離され、増幅量に応じたピークを専用ソフトウエアーにより設定されたQMVR幅により解析、識別をする方法。
-
マイクロサテライト不安定性(MSI)検査(FF)
備考
&1
5種類のマーカー(BAT25、BAT26、NR21、NR24、MONO27)について解析し判定致します。他項目との重複依頼は避けてください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
●留意事項
生検材料(新鮮凍結組織)は、検体が微量であることが多く組織自体がほとんど消失している場合や、腫瘍細胞が含まれていない組織片になっている可能性がありますので、あらかじめご注意願います。
診療報酬
D004-2(01 イー1エ)
固形癌におけるマイクロサテライト不安定性検査
遺伝子関連・染色体検査判断料100点 ◎
- 「悪性腫瘍遺伝子検査」は、固形腫瘍又は悪性リンパ腫の腫瘍細胞を検体とし、悪性腫瘍の詳細な診断及び治療法の選択を目的として悪性腫瘍患者本人に対して行った、遺伝子検査について、患者1人につき1回に限り算定する。
- マイクロサテライト不安定性検査については、リンチ症候群の診断の補助を目的とする場合又は固形癌の抗悪性腫瘍剤による治療法の選択を目的とする場合に、当該検査を実施した後に、もう一方の目的で当該検査を実施した場合にあっても、別に1回に限り算定できる。
容器
ARR 旧容器記号 r A
滅菌ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
近年、開発や臨床応用が進んでいる免疫チェックポイント阻害剤が、ミスマッチ修復異常や高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する固形癌患者に対して高い奏効率を示すことが数多く報告されており、治療効果を予測するバイオマーカーとして、マイクロサテライト不安定性(MSI)検査が注目されています。本検査は、高頻度マイクロサテライト不安定性の固形腫瘍に対する治療薬の適応を判定するための補助として用いられる検査です。
異常値を示す病態・疾患
関連疾患
結腸・直腸がん、胃がん、膵臓がん、前立腺がん、乳がんをはじめとする固形腫瘍
参考文献
測定法文献
Buhand O,et al.:J Clin Oncol.24(2):241~251, 2006.
臨床意義文献
Dung T.Le,et al.:N Engl J Med 372:2509~2520, 2015.