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抗皮膚抗体

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 抗皮膚抗体
    5G395-0000-023-162
    血清
    0.5
    S09

    A00
    凍結
    5~9
    IFA

    IFA(Indirect Fluorescent antibody method)
    間接蛍光抗体法
    目的とする抗原に対して,蛍光色素で標識した抗体を用いて抗原抗体反応を行い,蛍光顕微鏡下で蛍光強度を測定する方法。
    蛍光色素で標識した抗体を直接反応させる直接法と,抗原に対して抗体を反応させた後,蛍光色素で標識した抗体を2次反応させる間接法がある。

    10未満(倍)

備考

&E
研究検査  当社の通常受託項目とは異なり研究を目的とした検査であるため,基準値ならびに臨床的意義が明確にならない項目もございますので,内容をご理解のうえご依頼いただきますようお願い申し上げます。

容器

臨床意義

自己免疫性水疱症である尋常性天疱瘡や落葉状天疱瘡は、細胞間接着部に対する自己抗体が存在し、細胞間接着障害を起こします。これらの自己抗体は通常IgGで、蛍光抗体法では表皮細胞間質にChickin wireと呼ばれる特徴的な染色パターンを示します。抗体の力価と疾患の活動性に相関が認められます。又、水疱性類天疱瘡、妊娠性疱瘡、瘢痕性類、天疱瘡、線状IgA水疱性皮膚症は、表皮基底膜部に対する自己抗体が見られ、表皮基底膜間接着障害を起こします。
水疱性類天疱瘡及び妊娠性疱瘡ではIgG型抗体が、瘢痕性類天疱瘡ではIgG,IgA型抗体が検出されます。又線状IgA水疱性皮膚症ではIgA型抗体が検出されます。抗体の力価と疾患の活動性に相関は認められません。

参考文献

測定法文献
吉岡 順子:皮膚 23-1-29~54 1981

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