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アデノウイルスDNA 定性

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • アデノウイルスDNA 定性
    5F150-1440-015-862
    糞便
    500mg
    F00
    凍結
    2~8
    PCR(リアルタイムPCR)

    リアルタイムPCR
    PCR法を基本原理とする核酸増幅法の一種であり,分解により蛍光を発するオリゴヌクレオチドを利用することにより,PCRサイクルごとに蛍光シグナルを確認することでリアルタイムにターゲット核酸の定量が可能となる測定方法。

    検出せず
その他の受託可能材料

備考

&1
他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
糞便500mgを指定の容器に入れ、必ず凍結保存してください。

容器

補足情報

臨床意義

疾患ごとにA~Gの7つの種に大きく分類され、100以上の型が存在するアデノウイルスは、出血性膀胱炎などの泌尿器疾患、咽頭結膜炎、咽頭炎、扁桃炎、気管支炎などの呼吸器疾患、流行性結膜炎などの眼疾患、腸炎、腸重積などの消化器疾患、脳炎、肝炎、急性発疹症、関節炎などにいたるまで、多彩な病状を引き起こします。
これらアデノウイルス関連疾患の診断補助として、本検査法は、リアルタイムPCR法を用いて高感度かつ特異的にアデノウイルス DNAを検出します。特に出血性膀胱炎は、比較的頻度の高い同種造血幹細胞移植後合併症の1つであり、約半数がアデノウイルスに起因するとされています。

参考文献

測定法文献
Lu X, et al:J Clin Microbiol 51(4):1089~1093, 2013.
臨床意義文献
日本造血細胞移植学会:造血細胞移植ガイドライン ウイルス感染症の予防と治療 出血性膀胱炎:2018.

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