SRL総合検査案内

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現在のラボ:横浜ラボ

RSウイルス

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • RSウイルス
    5F430-1430-023-141
    速やかに遠心
    血清
    0.3
    S09

    A00
    冷蔵
    4~6

    79
    ※6
    CF(補体結合反応)

    CF(Complement fi xation)
    補体結合反応
    補体が抗原抗体複合体と結合することと溶血反応を引き起こすことを利用した方法。
    赤血球に溶血素を結合した感作赤血球は補体が結合すると溶血を起こすが,抗原抗体複合体が存在すると補体が消費され溶血が阻止されることから,溶血の程度から抗体の存在を判定する。

    4未満(倍)

備考

&E
下記参照(*CF)
*CF(補体結合反応):補体結合反応におきましては抗補体作用がみられ,測定不能になる場合がありますので,抗凝固剤を入れずに採血して速やかに血清分離し冷蔵保存してください。
出発希釈 4倍(髄液の測定も可能です 検体量 0.4mL(冷蔵) 基準値 1倍未満 出発希釈 1倍)

診療報酬

D012(11タ)
ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)(RSウイルス)
免疫学的検査判断料144点

  • ウイルス抗体価(定性・半定量・定量) 下記をご参照ください。

容器

補足情報

臨床意義

RSウイルス(RSV)は,飛沫感染,分泌物(咳,くしゃみ)を直接吸い込むことにより伝播され,鼻,咽頭の粘膜で増殖し,生後6カ月未満の幼弱乳児に細気管支炎や肺炎などの重篤な下気道感染症を引き起こす。
RSVの流行はインフルエンザと異なり毎年みられ,流行は冬期を中心に4~5カ月間みられるのが特徴である。1シーズンで乳児の半数が初感染を受け,2歳までにほぼ100%の小児がRSVに感染する。
確診には補体結合反応(CF),中和試験(NT)などの血清学的検査およびウイルス分離,などのウイルス抗原検査が不可欠である。しかし,1歳以上の幼児ではCF,NTの抗体価は比較的よく上昇するが6ケ月未満の乳児ではほとんど上昇しない。高齢者,移植患者においてのRSV感染の重症化も報告されており,小児病棟の院内感染のみならず,内科病棟においても治療方針の決定,院内感染対策上に検査の有用性が高い。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

気管支炎, 細気管支炎, 上気道炎, 肺炎

参考文献

測定法文献
北村 元仕 他:臨床検査マニュアル (文光堂) 880~886 1988
臨床意義文献
山本 紀一:日本臨牀 48-増-257~259 1990

関連項目

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