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○スチリペントール
項目コード:A288 2
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位) - 採血時刻
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スチリペントール
3L235-0000-022-205 -
血漿
0.3 -
PH5
↓
A00 -
(28日)
- 5~11
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LC/MS/MS
LC/MS/MS(Liquid chromatography tandem mass spectrometry)
液体クロマトグラフィータンデム四重極型質量分析法
液体クロマトグラフで親和性の差を利用して目的とする物質の成分を分解し,質量分析計でさらに質量ごとに分離して特定の質量イオンを解離・フラグメント化させ,それらのイオンを検出する方法。 - (μg/mL)
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スチリペントール
備考
&1
ディアコミット
採血容器についての注意事項
血清分離剤入り容器の使用は避けてください。薬物検査において、測定値に影響を及ぼす場合があります。
採血時刻についての注意事項
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。
下図の容器に採血し、よく混和させ、血漿分離してください。
血漿は冷蔵保存してください。
診療報酬
B001(02),B001(02ロ)
特定薬剤治療管理料,抗てんかん剤(てんかん患者)
- 「特定薬剤治療管理料1」は、投与薬剤の血中濃度を測定し、その結果に基づき当該薬剤の投与量を精密に管理した場合、月1回に限り算定する。
容器
PH5 旧容器記号 G 12
ヘパリン入り (真空採血量5mL)
内容:ヘパリンNa 65IU
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
スチリペントールは、クロバザムおよびバルプロ酸ナトリウムで十分な効果が認められないドラベ(Dravet)症候群患者における間代発作又は強直間代発作に対する、両剤との併用療法に用いられる抗てんかん薬です。
ドラベ症候群は、生後1歳未満に発症することから、乳児重症ミオクロニーてんかんの名称でも知られています。入浴や発熱で誘発されるけいれん発作と、薬物治療への抵抗性を特徴とする難治性のてんかん症候群であり、発達などへの影響を伴います。
本項目は、LC/MS/MSによりスチリペントールの血中濃度を測定いたします。血中濃度のモニタリングは、服薬コンプライアンスの評価の他、投与量の調整を行う際の指標として有用です。
異常値を示す病態・疾患
関連疾患
ドラベ(Dravet)症候群、レノックス・ガストー(Lennox‑Gastaut)症候群
参考文献
測定法文献
Deeb S,et al:J Anal Toxicol 38(8):485~494,2014.
臨床意義文献
Fisher JL:Epilepsia,52(Suppl.2):76~78,2011.