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風疹ウイルス

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 風疹ウイルス
    5F395-1430-023-111
    血清
    0.2
    S09

    A00
    冷蔵
    3~6

    79
    ※6
    HI(赤血球凝集抑制反応)

    HI(Hemagglutination inhibition)
    赤血球凝集抑制反応
    ウイルスのもつ赤血球凝集能が,ウイルスに対する抗体により抑制されることを利用した方法。抗原抗体複合体と赤血球を反応させ,凝集抑制の有無によりウイルスに対する抗体の存在を判定する。

    8未満(倍)

備考

&1
下記参照(*HI)
*HI(赤血球凝集抑制反応):出発希釈 8倍(髄液の測定も可能です 検体量 0.4mL(冷蔵) 基準値 1倍未満  出発希釈 1倍)

診療報酬

D012(11レ)
ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)(風疹ウイルス)
免疫学的検査判断料144点

  • ウイルス抗体価(定性・半定量・定量) 下記をご参照ください。

容器

補足情報

臨床意義

風疹は,風疹ウイルスの経気道飛沫感染による急性発疹性疾患で,学童を中心に流行する。発熱と発疹,リンパ節腫脹が主たる症状で,通常の経過では,軽くすむことが多い。潜伏期は,14~21日である。
妊娠初期の女性が罹患すると胎盤を介して胎児がウイルスに感染し,先天性異常児が生まれる危険性がある。先天性異常は白内障,難聴,心奇形を主徴とし,これを先天性風疹症候群(CRS)と呼んでいる。この3主徴に加え,知能障害や成長障害,小頭症などがみられる。
妊娠初期の感染ほど危険が高いため,免疫を持たない婦人が妊娠初期に発疹性疾患に罹患した場合に,これが風疹であるか否の血清学的検査が特に重要な意義をもつ。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

血小板減少性紫斑病, 合併症として成人が感染した場合(関節痛,関節炎), 先天性風疹症候群(CRS), 脳炎, 風疹

参考文献

測定法文献
国立予防衛生研究所学友会:ウイルス実験学 総論 2版 (丸善) 214~225 1973
臨床意義文献
松野 哲也:日本臨床 53-増-277~280 1995

関連項目

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