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項目コード:323202
検査項目
JLAC10
FA(Fluorescent antibody method)
蛍光抗体法
目的とする抗原に対して,蛍光色素で標識した抗体を用いて抗原抗体反応を行い,蛍光顕微鏡下で蛍光強度を測定する方法。
蛍光色素で標識した抗体を直接反応させる直接法と,抗原に対して抗体を反応させた後,蛍光色素で標識した抗体を2次反応させる間接法がある。
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出発希釈 10倍
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
突発性発疹は,乳幼時期に好発する熱性発疹性のウイルス疾患である。38℃以上の発熱が数日間続いた後,解熱と共に淡紅色紅斑が躯幹を中心に全身に出現するのが特徴である。1988年に小児の突発性発疹の病原ウイルスは第6番目のヒトヘルペスウイルスである為HHV-6と命名された。潜伏期は7-14日と推定され感染経路は,経口または経気道的に感染すると考えられている。
HHV-6では先天感染も起こるが,母乳感染は否定的である。典型的病像の約80%はHHV-6によるが,約20%は他の複数の病原によると考えられている。その1つに,1990年に発見されていたHHV-7があることが,最近わかってきた。HHV-6の標的細胞は主にCD4陽性Tリンパ球細胞であることが判明している。抗体陽性率については,血清疫学的調査により生後8か月頃から急速に上昇し,16ヵ月以降はほぼ100%の子供が抗体を保有している。HHV-6の臨床検査ではPCRによるウイルスDNAの検出と血清学的検査として蛍光抗体法(FA)があり,感染初期の検査にはIgMが有用である。
合併症(心筋炎・髄膜炎), 突発性発疹
測定法文献
浅野 喜造 他:臨床と微生物 16-2-147~152 1989
臨床意義文献
奥野 寿臣 他:ウイルス 41-2-65~76 1991