現在のラボ:愛知ラボ

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項目コード:354701
検査項目
JLAC10
フローサイトメトリー(Flow cytometry)
蛍光色素で標識したモノクローナル抗体で染色した細胞を高速度で流しながらレーザー光を照射し,前方散乱光(細胞の大きさ)や90°散乱光(細胞の内部構造)と蛍光強度(細胞表面の対応抗原)から個々の細胞を解析する方法。
2種類の蛍光色素を用いて二重染色を行い解析する場合はTwo-colorフローサイトメトリーと呼ばれる。
検査項目 | 材料 | 容器 |
---|---|---|
|
血液(ヘパリン加)
|
キャップ | 保存 | 所要 |
---|---|---|
| 3~6 |
実施料 | 検査方法 | 基準値 |
---|---|---|
| フローサイトメトリー フローサイトメトリー(Flow cytometry) | 2.0~17.0 (%) |
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受託可能日は月~金曜日です。
実施項目一覧は,下記をご参照ください。
10項目以上依頼の場合は血液5.0mL採血してください。
細胞性免疫検査のご依頼について
1.検体は採取後,当日中にご提出ください。
2.リンパ球が少ない場合は多めに採血してください。
3. 骨髄液でのご依頼の場合は,専用容器(H00)を使用し冷蔵にてご提出ください。ただしCD34定量は保存液により希釈されると正しい検査結果が得られないため,専用容器(PH5)をご使用ください。
4.リンパ節等,組織でのご依頼の場合は,専用容器(H20)に浮遊させ冷蔵にてご提出ください。
下図の容器に採血し,よく混和させ,室温保存してください。
(10項目以上の場合は血液5.0mL採血してください。)
検体は採取後,当日中にご提出ください。
ヘパリン入り (真空採血量5mL)
内容:ヘパリンNa 65IU
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から2年
項目コード | CD No. |
基準値 (単位) | 実施料 判断料 |
主として反応する細胞 代表的な反応性 |
---|---|---|---|---|
3205 |
CD1a | 1.0 以下 (%) | 胸腺皮質細胞 | |
3206 |
CD2 | 71.0~91.0 (%) | T細胞・Eロゼット形成細胞 | |
3207 |
CD3 | 58.0~84.0 (%) | 185 ※6 |
成熟 (末梢) T細胞 |
3208 |
CD4 | 25.0~54.0 (%) | ヘルパーT細胞 | |
3209 |
CD8 | 23.0~56.0 (%) | 細胞傷害性T細胞 | |
3210 |
CD4/CD8 比 | 0.40~2.30 | ||
3211 |
CD5 | 60.0~90.0 (%) | T細胞・一部のB細胞 | |
3212 |
CD7 | 72.0~90.0 (%) | T細胞 | |
3213 |
CD10 | 1.0 以下 (%) | ALL・好中球 | |
3228 |
CD11b | 18.0~49.0 (%) | NK細胞・T細胞の一部 | |
3229 |
CD13 | 9.0 以下 (%) | 単球・顆粒球・骨髄細胞 | |
3231 |
CD14 | 5.0 以下 (%) | 単球 | |
3232 |
CD16 | 6.0~39.0 (%) | NK細胞 (Fcγレセプター) 好中球 | |
3214 |
CD19 | 5.0~24.0 (%) | B細胞 | |
3215 |
CD20 | 3.0~20.0 (%) | 成熟B細胞 | |
3216 |
CD21 | 3.0~18.0 (%) | 成熟B細胞 | |
1208 |
CD22 | 2.0~17.0 (%) | B細胞 | |
3234 |
CD25 | 8.0~34.0 (%) | IL-2レセプター Tac | |
CD30 | 1.0 以下 (%) | 活性化T・B細胞・ホジキン細胞 | ||
3235 |
CD33 | 5.0 以下 (%) | 顆粒球・単球・骨髄細胞 | |
3217 |
CD34 | 1.0 以下 (%) | 造血幹細胞 | |
3237 |
CD38 | 18.0~59.0 (%) | 活性化および増殖細胞 形質細胞 (強陽性) | |
3239 |
CD56 | 9.0~43.0 (%) | NK細胞 | |
3238 |
CD57 | 4.0~45.0 (%) | NK細胞・LGL | |
1910 |
HLA-DR | 11.0~46.0 (%) | B細胞・活性化T細胞 (HLA-DR抗原) 単球 |
CD22抗原は,免疫グロブリンスーパーファミリーの膜貫通型糖タンパクです。一般的にCD22抗原はB前駆細胞の細胞質から成熟B細胞の表面に発現し,形質細胞では消失します。臨床的には,白血病・リンパ腫を含む細胞の分化及び型分類等に用いられています。
リンパ球の分化成熟とマーカーの推移, 血液腫瘍の診断, 血液腫瘍以外の疾患(自己免疫疾患,AIDS,再生不良性貧血)
測定法文献
Ip SH et al:Clinical Chemistry 28-9-1905~1909 1982
臨床意義文献
高瀬 浩造 他:臨床免疫 18-S10-149~162 1986