現在のラボ:愛知ラボ
○可溶性VCAM-1(2019年3月28日ご依頼分をもって受託中止)
項目コード:364202
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
可溶性VCAM-1(2019年3月28日ご依頼分をもって受託中止)
5J506-0000-023-023 -
血清
0.3 -
S09
↓
A00 -
(1ヵ月)
- 事前にご確認ください
-
ELISA
ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。 - 277~836(参考値)(ng/mL)
-
備考
&エ
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
Vascular Cell Adhesion Molecule-1 (VCAM-1)は, 分子量 110kdの糖タンパクで,7個の免疫グロブリン様ドメイン構造を有し,主に血管内皮細胞,マクロファージ,腎臓の上皮細胞,樹状細胞,筋原細胞, 骨髄線維芽細胞に発現が認められる. VCAM-1はサイトカインの刺激により血管内皮細胞上に一過性の発現され,その発現は刺激後6~10時間でピークに達する.その主な働きはリンパ球,単球,胸腺細胞,筋原細胞に発現しているβ1-インテグリンファミリーの一つであるVLA4 をリガンドとした, 白血球と血管内皮細胞の接着を行うことである.可溶性のVCAM-1(sVCAM-1) 細胞表面にあるものが加水分解により分割されて生ずるのであるが,その生化学的機能は未だ不明である.それは単に炎症の時に細胞から遊離してくるのかもしれないが,細胞間の接着による相互作用の調節を担っている可能性も否定できない.
VCAM-1と疾患の関連については,動脈硬化,同種移植拒絶反応,悪性腫瘍(メラノーマ等)の転移,さまざまな急性,慢性炎症性疾患の病変局所の血管内皮細胞において発現亢進が確認されている.
異常値を示す病態・疾患
上昇する疾患
がん
参考文献
臨床意義文献
木谷 敦:臨床免疫 28-9-1150~1156 1996