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○インフルエンザウイルス B型
項目コード:333102
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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インフルエンザウイルス B型
5F410-1430-023-111 -
血清
0.2 -
S09
↓
A00 -
- 3~6
-
79
※6
-
HI(赤血球凝集抑制反応)
HI(Hemagglutination inhibition)
赤血球凝集抑制反応
ウイルスのもつ赤血球凝集能が,ウイルスに対する抗体により抑制されることを利用した方法。抗原抗体複合体と赤血球を反応させ,凝集抑制の有無によりウイルスに対する抗体の存在を判定する。 - B-1 10未満 B-2 10未満 (倍)
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インフルエンザウイルス B型
備考
&1
検査結果はWHO方式の血清希釈倍数で表示しています。下記参照(*HI)
*HI(赤血球凝集抑制反応):出発希釈 10倍( 髄液の測定も可能です 検体量 0.4mL(冷蔵) 基準値 10倍未満 出発希釈 10倍)
診療報酬
D012(11チ)
ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)(インフルエンザウイルスB型)
免疫学的検査判断料144点
- ウイルス抗体価(定性・半定量・定量) 下記をご参照ください。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
インフルエンザは急性の呼吸器系伝染病を代表するウイルス性疾患で,短期間に飛沫感染などによって人から人へと広がり,その症状は,発症時から全身症状(悪寒,発熱,頭痛,倦怠感,筋肉痛,関節痛など)が強く,ついで上気道炎の症状(鼻汁,咽頭痛など)がみられる。また,二次的に併発する肺炎などによる死亡者の発生を防ぎ,社会的あるいは個人的被害を最小限に食い止めなければならない。したがって,かぜ様患者からインフルエンザウイルス感染者をウイルス学的検査と血清学的検査によって早期に確診することが有用である。
インフルエンザは抗原性の違いによりA,B,Cの3型に分類され,A型ではウイルス表面に存在するヘムアグルチニン(HA)の抗原性で16亜型に,ノイラミニダーゼ(NA)の抗原性に基づいて9亜型に分けられる。B,C型には亜型は存在しない。
これまでに世界的な大流行を起こしてきたのはA型であり,HAやNA遺伝子の突然変異により変異株が次々に出現する。これまで流行したA型インフルエンザはA/H1N1(ソ連型),A/H2N2(アジア型),A/H3N2(ホンコン型)という亜型である。
異常値を示す病態・疾患
適応疾患
インフルエンザB型, 合併症(肺炎・心筋炎・髄膜炎)
参考文献
測定法文献
国立予防衛生研究所学友会:ウイルス実験学 総論 2版 (丸善) 214~225 1973
臨床意義文献
石田 正年:日本臨床 53-増-281~287 1995
関連項目
- インフルエンザウイルス B型
- ウイルス分離
- ウイルス同定
- インフルエンザウイルス抗原
- インフルエンザウイルスRNA 定性