現在のラボ:愛知ラボ
検索結果:0 件
選択中の検索オプション |
項目コード:3373
検査項目
JLAC10
糞便の中央部より1g(拇指頭大)を指定の容器に入れ,必ず凍結保存してください。
D012(08)
ロタウイルス抗原定性(糞便)
免疫学的検査判断料144点
糞便容器
貯蔵方法:室温
ロタウイルスは主に乳幼児の急性胃腸炎をおこす重要な病因ウイルスである。ロタウイルスの初感染は、母親からの移行抗体のなくなる生後6カ月から2歳半ぐらいに好発し、その後も感染を繰り返すが重症になることがほとんどなく、2歳半以後に急速に抗体保有率は上昇し、成人の保有率と等しくなってくる。流行時期は、我が国では11~3月までの冬期であるが、夏期にもまれに発生することがある。臨床的には下痢、悪心、腹痛、嘔吐、発熱などで2日~1週間以内に回復する。
ロタウイルス感染を証明する方法は、患者の糞便中の抗原の検出と血清抗体の上昇の有無を調べることが一般的である。糞便中から直接ロタウイルス抗原を検出する方法として、EIA法、抗体検査としてCF法がある。抗原を直接検出する本法は、迅速性に優れ、流行をいち早く知る上でも有用であると考えられる。
ウイルス下痢症, 急性胃腸炎
測定法文献
篠崎 立彦 他:小児科臨床 41-2-397~400 1988
臨床意義文献
今野 多助:臨床と微生物 13-4-463~470 1986