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項目コード:6439 8
検査項目
JLAC10
FISH(Fluorescence in situ hybridization)
蛍光 in situ ハイブリダイゼーション
蛍光色素で標識したプローブを用いて標的DNAとハイブリダイゼーションを行い,特定の波長で発色させた蛍光部位を染色体上のシグナルとして蛍光顕微鏡下で検出する方法。
蛍光色素で標識したプローブと標的DNAを直接結合させる直接法と,標識物質で標識したプローブと標的DNAを結合させた後に,標識プローブと蛍光物質を結合させて発色させる間接法がある。
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肺癌ALK遺伝子 (FISH) の提出方法
1.癌細胞の有無が不明な場合もありますので、検査依頼時に病理診断書 (コピー) の添付をお願いいたします。 (ただし、当社で一般病理検査を実施している場合は不要です。) なお、諸事情により添付できない場合には、 依頼書に病理診断名 (組織型等) の他、臨床情報等可能な範囲での記載をお願いいたします。
2.材料は肺癌の未染色スライド (ホルマリン固定パラフィンブロックから作製されたもの) となります。 シランなどのコーティングスライドをご使用のうえ、薄切後は約40℃で一晩乾燥させた後、ご提出ください。
3.組織は4~6μmの厚さに薄切してください。組織剥離防止のためにベーキングさせる場合は、2~24時間程度の処理を行ってください。
4.パラフィンブロックでご依頼の場合、未染色スライド作製のため所要日数が遅れますので、営業員へご確認ください。
シランなどのコーティングスライドをご使用のうえ,薄切後は約40℃で一晩乾燥させた後,ご提出ください。組織を4 ~ 6μmの厚さに薄切してください。組織剥離防止の為にベーキングさせる場合は2 ~ 24時間程度の処理を行ってください。
N005-2
ALK融合遺伝子標本作製
病理判断料130点
[オブジェクトケース]
プレパラート (スライドグラス)
貯蔵方法:室温
ALK遺伝子転座を認める肺癌症例においてALKチロシンキナーゼ阻害剤であるクリゾチニブ、アレクチニブ塩酸塩、ブリグチニブによる腫瘍縮小効果および病勢安定効果が示されている。治療に先立ちその転座を確認することは有用であり、肺癌における治療法選択の手段の1つとして注目されている。
肺癌(非小細胞肺癌:Non Small Cell Lung Cancer;NSCLC)
測定法文献
Rodig SJ et al.:CLINICAL CANCER RESEARCH 15(16):5216~5223.2009
臨床意義文献
Eunice L.Kwak etal.:The NEW ENGLAND JOURNAL of MEDCINE 363(18):1693~1703.2010.