現在のラボ:愛知ラボ
- TOP
- 内分泌学的検査
- 内分泌学的(その他)
- レプチン〔ELISA〕
現在のラボ:愛知ラボ
○レプチン〔ELISA〕
項目コード:791402
-
-
検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
-
-
-
レプチン〔ELISA〕
4Z400-0000-023-023 -
血清
0.3 -
S09
↓
A00 -
(7日)
- 事前にご確認ください
-
1000
※5
-
ELISA
ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後、酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ、発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。 -
M 0.6~8.9
F 1.9~26.6
(ng/mL)
-
レプチン〔ELISA〕
備考
&1
採血後、速やかに血清分離してください。
全身性脂肪萎縮症におけるカットオフ値は男性0.6ng/mL未満、女性1.9ng/mL未満です。
採血後、速やかに血清分離してください。
診療報酬
D008(53)
レプチン
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点
- ア 「レプチン」は、脂肪萎縮、食欲亢進、インスリン抵抗性、糖尿病及び脂質異常症のいずれも有する患者に対して、全身性脂肪萎縮症の診断の補助を目的として、ELISA法により測定した場合に、患者1人につき1回に限り算定する。
イ 本検査の実施に当たっては、関連学会が定める指針を遵守し、脂肪萎縮の発症時期及び全身性脂肪萎縮症を疑う医学的な理由を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
臨床意義
レプチンは脂肪細胞や胎盤絨毛細胞などに由来する抗肥満因子として発見され、強力な摂食抑制作用などを有するペプチドホルモンとして知られ、体脂肪率や体脂肪量を定量的に推定できる研究用検査として広く活用されています。
全身に脂肪組織が消失する全身性脂肪萎縮症では、代謝異常の主な原因はレプチン作用不足であることから、血中レプチン濃度の低下がみられ、全身性脂肪萎縮症と他疾患の鑑別に有用です。
本検査は、難病指定である全身性脂肪萎縮症の診断補助を目的とし、2021年6月に保険適用となりました。血清中レプチン濃度の定量値をご報告し、レプチン補充治療の適用の有無を判断するための定量的診断法となります。
異常値を示す病態・疾患
関連疾患
全身性脂肪萎縮症、レプチン産生腫瘍、神経性食思不振症
参考文献
測定法文献
小川 佳宏,他:医学と薬学 77(5):1~8,2020.
臨床意義文献
小川 佳宏,他:医学と薬学 77(5):1~8,2020.
関連項目
- レプチン