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総蛋白 (TP)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 総蛋白 (TP)
    3A010-0000-023-271
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (1ヵ月)
    1~2

    11
    ※4
    Biuret法
    6.7~8.3(g/dL)

備考

*

診療報酬

D007(01)
総蛋白
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆

  • 「蛋白分画」、「総蛋白」及び「アルブミン(BCP改良法・BCG法)」を併せて測定した場合は、主たるもの2つの所定点数を算定する。

容器

臨床意義

血漿蛋白は血漿中の約8%を占め,多種類の蛋白成分から成り立っており,その総和を総蛋白(TP)という。
総蛋白は60%のアルブミンと20%のγグロブリンが大部分を占め,γグロブリンは,TPの増減を反映している。残りの20%にも多くの蛋白が含まれているが,これらの微量蛋白が総蛋白濃度に影響を与える事は少ない。総蛋白の増加は,ほとんどが多クローン性および単クローン性のγ-グロブリンの増加を反映している。一方,総蛋白の減少は,アルブミンの低下によるものが多く,アルブミンはそのほとんどが肝細胞で合成されることから,栄養不良や肝障害による合成の低下,腎疾患・胃腸疾患・滲出性疾患・体腔液の排除などによる体外への喪失などを反映している。
意義としては,慢性消耗性疾患,甲状腺機能亢進症などの蛋白異化亢進が原因の場合,蛋白合成低下,漏出あるいは血液濃縮などの際に起こる多くの病態の把握に用いられ,スクリニング検査および診断の補助に有用である。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

ネフローゼ症候群, 栄養不良状態, 吸収不良症候群, 重症肝障害, 蛋白漏出性胃腸症

上昇する疾患

M蛋白血症, マクログロブリン血症, 悪性腫瘍, 肝硬変, 多発性骨髄腫, 脱水症, 慢性炎症, 慢性肝炎, 膠原病

参考文献

測定法文献
Gornall AG et al:J Biol Chem 177-751~766 1949
臨床意義文献
高瀬 修二郎:臨床医 19-増-570~572 1993

関連項目

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