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薬剤によるリンパ球 刺激試験(DLST)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 曜日指定
    薬剤によるリンパ球 刺激試験(DLST)
    5I014-0000-019-814
    血液(ヘパリン加)
    1薬剤 12.0
    PH9
    室温
    8~10

    3H-サイミジン取り込み能

    3H-サイミジン取り込み能(3H-TdR uptake)
    リンパ球が非自己抗原による刺激に反応して芽球化する現象を利用した方法。
    リンパ球に刺激物質と3H-サイミジンを加えて培養し,DNA合成により3H-サイミジンが細胞に取り込まれる量を放射活性として測定する。刺激物質にはPHA,Con-A,薬剤などが用いられる。

    陰性

備考

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受託可能日は月~金曜日です。1薬剤増ごとに血液5.0mL必要となります。血液と同時にご依頼薬剤もご提出ください。(原則として皮内反応注射薬は検査できません。)ヘパリンが起因薬剤と疑われる場合は全ての採血管に(PNK)の容器を使用してください。

薬剤によるリンパ球刺激試験(DLST)の検体について
1.1薬剤増ごとに血液5.0mL必要となります。
2.1薬剤で500万個のリンパ球が必要となります。場合により検査に必要なリンパ球数が得られず、検査不能となる場合があります。
3.目安として白血球数が3000/μL以下の場合は倍量程度を採血しご提出ください。なお、詳しい白血球数とリンパ球%が判明している場合は、担当営業員までお問い合わせください。
4.2項目以上ご依頼の場合は、必ず優先順位をご指示ください。
5.血液と同時にご依頼薬剤もご提出ください。
 錠剤(1錠)、カプセル(1カプセル)、粉末(1回投与量程度1包)、リキッドタイプの飲み薬(0.5mL程度)、注射薬(1バイアル【アンプル】)。皮内反応用テストアンプルは微量のため検査できません。その他の薬剤以外で検査をご依頼の場合は、担当営業員までご連絡ください。
6.ヘパリンが起因薬剤と疑われる場合は全て専用容器(PNK)に採血し、ご提出ください。
7. 「麻薬及び向精神薬取締法」第一章第二条および「覚醒剤取締法」別表に掲げられている規制対象薬剤の受領はできません。
8.ご依頼の際は、麻薬、覚醒剤原料が含まれていないことをご確認いただき、依頼書などへご署名をお願いいたします。ご署名のない場合は、受領いたしかねます。
検体は採取後、当日中にご提出ください。

診療報酬

  • 「リンパ球刺激試験(LST)」は、Con-A、PHA又は薬疹の被疑医薬品によるものである。(1薬剤 345点、2薬剤 425点、3薬剤以上 515点)

容器

補足情報

臨床意義

薬剤によるアレルギー症状のうち,とくにⅣ型アレルギーの機序による肝障害や造血障害に,ある特定の薬剤が関与しているか否かを知るために有用な検査である。薬剤アレルギー症状が発症した直後はDLSTは陰性になりやすく,もっとも高頻度に陽性になるのは感作2ケ月後であるとも発症直後が陽性になりやすいとも言われるが正否は不明である。ステロイド剤,抗腫瘍剤,免疫抑制剤などが併用されている場合,DLSTは陰性になりやすく,逆に非ステロイド性抗炎症剤は陽性となる場合がある。

異常値を示す病態・疾患

高値疾患

薬剤性肝障害の起因薬剤, 薬剤性遅延型アレルギーの起因薬剤

参考文献

測定法文献
北見 啓之 他:臨床免疫 15-9-727~736 1983
臨床意義文献
北見 啓之 他:肝胆膵 21-3-379~382 1990

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