現在のラボ:中央ラボ

現在のラボ:中央ラボ
項目コード:
検査項目
JLAC10
FEIA(Fluorescence enzyme immunoassay)
蛍光酵素免疫測定法
EIAの1つで,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,蛍光基質を加えて蛍光強度を測定する方法。
&1
D012(65)
鳥特異的IgG抗体
免疫学的検査判断料144点
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
両方またはいずれか一方の測定値がカットオフ値 (セキセイインコ:8.00mgA/L、ハト:24.0mgA/L) 以上となった場合を陽性(+)と判定し、両方がカットオフ値未満の場合を陰性(-)と判定いたします。
セキセイインコIgG | ハトIgG | 判定 | |
---|---|---|---|
カットオフ | 8.00 (mgA/L) | 24.0 (mgA/L) | |
結果 | (+) | (+) | 陽性(+) |
(+) | (-) | ||
(-) | (+) | ||
(-) | (-) | 陰性(-) |
過敏性肺炎は、特定の抗原に継続的に曝露することによって発症するアレルギー性間質性肺炎の一種であり、曝露する抗原の濃度、曝露及び感作発症までの期間や症状により急性・慢性に分類されます。
鳥関連過敏性肺炎は慢性過敏性肺炎の約6割を占めており、鳥類由来の抗原(羽毛、糞便など)への曝露を原因とする疾患です。
本疾患では症状の改善及び予後への影響から原因抗原の除去が重要視されており、本項目はセキセイインコとハトの抗体を同時に測定することで、原因抗原の特定による診断補助に用いられます。
本項目では、セキセイインコIgGとハトIgG両方の抗体を測定し、いずれか一方または両方が陽性の場合に陽性として判定を報告いたします。
鳥関連過敏性肺炎
臨床意義文献
中山 哲,他:細胞45(12):577~580,2013.