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グリコアルブミン

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • グリコアルブミン
    3D055-0000-023-271
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (28日)
    1~2

    55
    ※4
    酵素法

    酵素法
    測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。

    12.4~16.3(%)

備考

*

診療報酬

D007(17)
グリコアルブミン
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

  • 「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」、「グリコアルブミン」又は「1,5-アンヒドロ-D-グルシトール(1,5AG)」のうちいずれかを同一月中に併せて2回以上実施した場合は、月1回に限り主たるもののみ算定する。ただし、妊娠中の患者、1型糖尿病患者、経口血糖降下薬の投与を開始して6月以内の患者、インスリン治療を開始して6月以内の患者等については、いずれか1項目を月1回に限り別に算定できる。また、クロザピンを投与中の患者については、「ヘモグロビンA1c(HbA1c)」を月1回に限り別に算定できる。

容器

臨床意義

アルブミンはグルコースと非酵素的に反応し,グリコアルブミンとなる。アルブミン中に占めるグリコアルブミンの割合は血糖値及び高血糖の持続期間によって規制されるため,グリコアルブミンの数値は,ある期間の平均的血糖コントロール状態をあらわすことになる。アルブミンの半減期は20日前後であるため,グリコアルブミンは過去1-2週間と比較的短期間の平均血糖値を反映する。このため,血糖値の変動幅が大きい糖尿病患者やアルブミン濃度の変動が顕著な妊婦の糖尿病コントロール,薬物療法やインスリン投与を行っている患者の治療経過を追う上で有用である。

異常値を示す病態・疾患

高値疾患

肝硬変, 甲状腺機能低下症, 糖尿病

低値疾患

ネフローゼ症候群, 甲状腺機能亢進症, 高度の火傷

参考文献

測定法文献
石橋 みどり 他:医学と薬学 52-3-403~412 2004
臨床意義文献
島 健二 他:日本臨床 47-増上-111~114 1989

関連項目

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