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項目コード:A091 0
検査項目
JLAC10
ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。
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凝固検体取り扱いについては、下記をご参照ください。
後天性血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)の判定基準:0.5以上(BU/mL) 陽性
3.2%のクエン酸ナトリウム0.2mLに血液1.8mLの割合で採血し,転倒混和を5 ~ 6回繰り返した後,速やかに血漿分離してください。
血漿は必ず凍結保存してください。
(複数の検査項目をご依頼される場合で,採血量が1.8mL以上の場合,(PC5)の容器をご利用ください。)
D006(35)
ADAMTS13インヒビター
血液学的検査判断料125点
3.2%クエン酸ナトリウム入り (真空採血量1.8mL)
内容:3.2%クエン酸Na 0.2mL
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年 (25本入りプラスティックケース開封後1ヵ月)
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
ADAMTS13はvon Willbrand因子(VWF)の特異的切断酵素であり、ADAMTS13活性の著減によりVWFとの均衡が破綻すると、血小板血栓による微小循環障害を生じ、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)を発症します。TTPは血小板減少、溶血性貧血、動揺性精神神経症状、腎機能障害、発熱を特徴とする致死的血小板血栓症で、無治療では90%以上の症例が早期に死亡するとされています。ADAMTS13活性が著減する原因としては、ADAMTS13遺伝子異常による「先天性TTP」とADAMTS13インヒビター(中和抗体)による「後天性TTP」が知られています。後天性TTPは膠原病、妊娠、感染症、薬剤などにより発症し、ADAMTS13インヒビター(中和抗体)の存在によりADAMTS13活性が低下することでTTPの症状を呈します。ADAMTS13活性はTTPの診断補助に、ADAMTS13インヒビターは後天性TTPの診断補助に用います
血栓性血小板減少性紫斑病(TTP),溶血性尿毒症症候群(HUS),血栓性微小血管症(TMA)
測定法文献
伊藤 晋,他:日本輸血細胞治療学会誌 56(1):27~35,2010.
臨床意義文献
松本 雅則:臨床血液 58(10): 2081~2086,2017.