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可溶性IL-2レセプター(sIL-2R)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 可溶性IL-2レセプター(sIL-2R)
    5J095-0000-023-052
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (21日)
    2~4

    438
    ※5
    腫2
    CLEIA

    CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
    化学発光酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。

    157~474(U/mL)

備考

&1

診療報酬

D009(36),B001(03ロ)
可溶性インターロイキン-2レセプター(sIL-2R),悪性腫瘍特異物質治療管理料(その他のもの)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 ○

  • 「可溶性インターロイキン-2レセプター(sIL-2R)」は、非ホジキンリンパ腫、ATL又はメトトレキサート使用中のリンパ増殖性疾患の診断の目的で測定した場合に算定できる。
    また、非ホジキンリンパ腫又はATLであることが既に確定診断された患者に対して、経過観察のために測定した場合は、「悪性腫瘍特異物質治療管理料」の「ロ」により算定する。

容器

補足情報



臨床意義

ヒト可溶性IL-2受容体(soluble interleukin-2 receptor:sIL-2R)は、活性化したリンパ球等の細胞が発現するインターロイキン2セプターのα鎖が血中に遊離したものであり、免疫防御機構の活性化に伴い血中濃度が上昇する事が報告されている。
非ホジキンリンパ腫又は成人T細胞性白血病/リンパ腫(ATL)ではしばしば血中sIL-2R濃度が高値を示し病態を反映することから、治療効果の判定や寛解又は悪化の推定、再発の予測に有効とされている。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

非ホジキンリンパ腫、ATL

参考文献

測定法文献
林 圭織,他:医学と薬学 75(12):1611~1620,2018.
臨床意義文献
田中 信介:臨床免疫 24(11):1554~1561,1992.

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