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風疹ウイルス IgM

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 風疹ウイルス IgM
    5F395-1432-023-023
    血清
    0.2
    S09

    A00
    冷蔵
    2~4

    200
    ※6
    EIA

    EIA(Enzyme immunoassay)
    酵素免疫測定法
    測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    0.80未満 陰性 判定基準:下記参照

備考

&1
下記参照(*捕捉法)
*捕捉法:髄液の測定も可能です 検体量 0.4mL(冷蔵) 基準値 0.80未満 陰性

診療報酬

D012(44ロ)
グロブリンクラス別ウイルス抗体価(風疹ウイルス)
免疫学的検査判断料144点

  • グロブリンクラス別ウイルス抗体価 下記をご参照ください。

容器

補足情報

臨床意義

風疹は風疹ウイルスの経気道飛沫感染による急性発疹性疾患で,学童を中心に流行する。発熱と発疹,リンパ節腫脹が主たる症状で,通常の経過では軽くすむことが多い。潜伏期は14~21日である。
妊娠初期の女性が罹患すると,胎盤を介して胎児がウイルスに感染し,先天性異常児が生まれる危険性がある。先天性異常は白内障,難聴,心奇形を主徴とし,これを先天性風疹症候群(CRS)と呼んでいる。この3主徴に加え,知能障害や成長障害,小頭症などがみられる。
妊娠初期の感染ほど危険が高いため,免疫を持たない婦人が妊娠初期に発疹性疾患に罹患した場合に,これが風疹であったかどうかの血清学的検査は特に重要な意義をもつ。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

血小板減少性紫斑病, 合併症として成人が感染した場合(関節痛,関節炎), 先天性風疹症候群(CRS), 脳炎, 風疹

参考文献

測定法文献
佐藤 俊則 他:臨床とウイルス 23-1-44~47 1995
臨床意義文献
杉下 知子 他:医学と薬学 28-2-325~334 1992

関連項目

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