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○ヒトパピローマウイルスDNA(16型、18型、その他ハイリスクグループ)
項目コード:A011 8
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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ヒトパピローマウイルスDNA(16型、18型、その他ハイリスクグループ)
5F101-1405-076-862 -
子宮頸部
3.0 - V41
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- 2~4
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347
※7
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PCR(リアルタイムPCR)
リアルタイムPCR
PCR法を基本原理とする核酸増幅法の一種であり,分解により蛍光を発するオリゴヌクレオチドを利用することにより,PCRサイクルごとに蛍光シグナルを確認することでリアルタイムにターゲット核酸の定量が可能となる測定方法。 - HPV16型 陰性 HPV18型 陰性 その他ハイリスクグル-プ 陰性
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ヒトパピローマウイルスDNA(16型、18型、その他ハイリスクグループ)
備考
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測定対象は16型、18型、その他ハイリスクグループ(31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、68型および66型)です。「その他のハイリスクグループ」については、型別の判定ではありません。検体に血液が混入していると、データに影響を及ぼす場合がありますのでご注意ください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
[K968 7]細胞診(婦人科LBC)または[L455 5]細胞診(婦人科LBC ベセスダシステム)との同時依頼のみ可能ですが、その際、細胞診の所要日数が1~2日遅れます。
診療報酬
D023(11)
HPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)
微生物学的検査判断料150点
- ア 「HPV核酸検出」及び「HPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)」は、予め行われた細胞診の結果、ベセスダ分類上ASC-US(意義不明異型扁平上皮)と判定された患者又は過去に子宮頸部円錐切除若しくはレーザー照射治療を行った患者に対して行った場合に限り算定できる。なお、過去に子宮頸部円錐切除又はレーザー照射治療を行った患者以外の患者については、細胞診と同時に実施した場合は算定できない。
イ 「HPV核酸検出」と「HPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定)」を併せて実施した場合は、主たるもの1つに限り算定する。
容器
V41 旧容器記号 f6
内容:メタノール55%
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年6ヵ月
補足情報
V41 (旧容器記号 f6) 検体取り扱い方法
採取方法
- 子宮頸部の細胞を採取する
綿棒以外の採取器具 (ブラシ、スパーテル) を用いて細胞を採取してください。
- 細胞を洗い落とす
採取器具を容器に入れ、容器の底で採取器具の先端が広がるように 10回程度押し付けた後、強くかき回して採取した細胞を洗い落としてください。
- しっかりフタを閉める
採取器具を取り出し、蓋の黒いラインが容器本体の黒いラインを左に超えるように、 しっかり蓋を閉め、室温保存してください。
(注) 採取器具の先端は容器に残さないでください。
[ご注意]
妊婦より細胞を採取する場合は、安全性を考慮し、ブラシ、スパーテル等などの採取器具の使用は避け、綿棒を使用してください。
ただし、綿棒で検査に必要な細胞量を採取するために、採取前に別の綿棒で粘液を除去し、
採取に使用した綿棒を保存液中で充分にすすぎ、採取した細胞を洗い落としてください。
容器には綿棒の先端を残さないで室温保存してください。
また、綿棒では無理な力がかかりますと折れる可能性がありますので充分にご注意ください。
臨床意義
HPVは、DNAの塩基配列の相同性により、現在までに100種類以上に分類され、これらはその病理学的診断により、ハイリスク型、ローリスク型の2つのグループに大別することができる。
子宮頸癌は、子宮頸部粘膜にハイリスク型HPVが長期的に持続感染することにより、子宮頸部上皮内腫瘍、または異型成と称される前癌病変を経て発症する。
本検査は、子宮頸癌との関連が高いと推測されるジェノタイプのうち14種類を検出対象とし、特に子宮頸癌のリスクが高いとされる16型および18型についてはそれらの有無を個別に判定する。
異常値を示す病態・疾患
適応疾患
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症, 子宮頸癌
参考文献
測定法文献
三浦 俊昭 他:医学と薬学 69(1):157-162, 2013
臨床意義文献
三浦 俊昭 他:医学と薬学 69(1):157-162, 2013