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項目コード:8525 0
検査項目
JLAC10
EIA(Enzyme immunoassay)
酵素免疫測定法
測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。
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分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
IFN-γは,T細胞にマイトジェン(PHA,Con A)を作用させることによって産生される 146のアミノ酸からなるポリペプチドである.天然型は糖鎖を持っているが,組換型は糖鎖を持っていない. 安定性については,酸(pH1)には不安定であるが,熱(56℃) には安定であることが分かっている. 生物活性として抗ウイルス作用, 抗腫瘍作用を持っている.抗腫瘍作用はIFN-α,IFN-βと比較して強い.
IFNは,①抗ウイルス作用,②免疫応答への関与,③抗腫瘍作用という,生物活性を持つとされている.このような目的で,ヒトにIFNや,IFNインデューサーを投与した場合,血中濃度を測定し病態と比較することにより,各種疾患における有効なIFNの投与方法や作用機序を確定できる.また種々の疾患における病態と血中IFN濃度の傾向がわかれば,病態を知る1つの指標となりうる.例えばIFN-γ産生能は,未治療時白血病症例で低下し,寛解後はT cell 白血病, B cell 白血病を除き正常ちかくまで回復したとの報告がある.
炎症性疾患