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カテコールアミン総

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • カテコールアミン総
    4E010-0000-004-204
    酸性蓄尿
    2
    U00
    冷蔵
    (28日)
    4~6
    184
    ※5
    HPLC

    HPLC(High performance liquid chromatography)
    高速液体クロマトグラフィー
    移動相に液体を用いる液体クロマトグラフィーで,高密度充填カラムと高圧ポンプを用いて高速かつ高精度に分離する方法。

    52.0~195.3(μg/day)

備考

&1
所定用量の専用蓄尿添加剤を入れた蓄尿瓶に尿を24時間蓄尿し,よく混和後必要量をご提出ください。酸性蓄尿されていないものはデータに影響が見られますので,必ず専用蓄尿添加剤を入れてください。

診療報酬

D008(37)
カテコールアミン
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △

容器

臨床意義

カテコールアミンは主に脳,副腎髄質および交感神経に存在する生体アミンの総称で,生体内ではドーパミン(DA),ノルアドレナリン(NA),アドレナリン(A)の3種が知られている。DAは腎・心・脳・腸間膜の血管床や交感神経終末部にレセプターが存在する。尿中CAの測定は,褐色細胞腫および小児での神経芽細胞腫の診断治療経過観察に欠かせない検査である。その他,心不全,心筋梗塞,狭心症などの診断でも測定されている。

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

パーキンソン症候群(DA ), フェニルケトン尿症(DA,A,NA ), リウマチ, 家族性自律神経失調症(A ), 甲状腺機能亢進症(A,NA ), 汎下垂体機能不全症(NA ), 本能性起立性低血圧症(NA )

上昇する疾患

褐色細胞腫(A,NA ), 甲状腺機能低下症(A,NA ), 神経芽細胞腫(DA,A,NA )

参考文献

測定法文献
Honda S et al:Analytica Chimica Acta 149-297~303 1983
臨床意義文献
山田 律爾 他:綜合臨床 34-S-1814~1817 1985

関連項目

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