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17α-ヒドロキシプロゲステロン(生後5ヵ月以上)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 17α-ヒドロキシプロゲステロン(生後5ヵ月以上)
    4F050-0000-023-021
    血清
    0.6
    S09

    A00
    冷蔵
    (21日)
    3~9

    213
    ※5
    ELISA

    ELISA(Enzyme-Linked immunosorbent assay)
    酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後、酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ、発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    2.3以下(参考値)(ng/mL)

備考

&1
ご依頼の際には必ず年齢(0歳児は月齢)を明記してください。
生後5ヵ月以上の検体は前処理(抽出操作)が必要ありませんので、本項目にてご依頼ください。
生後4ヵ月以下の検体は、交差性の影響を避けるため前処理(抽出操作)が必要ですので、「A791 3: 17α-ヒドロキシプロゲステロン(生後4ヵ月以下)」にてご依頼ください。 本項目の参考基準値は、日本人健康児0~17歳より算出しております。

診療報酬

D008(43)
17α-ヒドロキシプロゲステロン(17α-OHP)
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点 △

  • 「17α-ヒドロキシプロゲステロン(17α-OHP)」は、先天性副腎皮質過形成症の診断又は治療効果判定のために行った場合に算定する。

容器

臨床意義

先天性副腎過形成症(CAH)は、副腎皮質における糖質コルチコイドの産生に必要な酵素が先天的に欠損しているために起こる常染色体劣性遺伝疾患の総称です。糖質コルチコイドの合成障害からACTHが過剰に分泌されることにより、副腎の過形成が生じます。
CAHの中で最も頻度の高い疾患が21-水酸化酵素欠損症(21-OHD)であり、本酵素の欠損により、血中17α-ヒドロキシプロゲステロン(17α-OHP)の増加が認められる事から、血清17α-OHPの測定は21-OHDの早期診断や治療のモニタリングの指標として有用です。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

先天性副腎過形成症(21-水酸化酵素欠損症)

参考文献

測定法文献
栁瀬 里美,他:医学と薬学 78(4):461~466,2021.
臨床意義文献
田苗 綾子,他:ホルモンと臨床 28(7):749~756,1980.

関連項目

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