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TARC(薬剤性過敏症症候群)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • TARC(薬剤性過敏症症候群)
    5J228-0000-023-052
    血清
    0.3
    S09

    A00
    冷蔵
    (28日)
    2~4

    179
    ※6
    CLEIA

    CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
    化学発光酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後、酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ、化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。

    4000未満(カットオフ値)
    (pg/mL)

備考

&1
血漿はデータ低下が見られますので避けてください。トロンビン入り採血管は測定値に影響を与える恐れがあるため使用を避けてください。

●留意事項
免疫反応においては、一般的に非特異反応により異常高値となる場合があることが知られていますのでご注意ください。
《薬剤性過敏症症候群(DIHS/DRESS)の診断補助》
以下の患者はTARC値に影響を与える恐れがあるため、正確な診断ができない可能性があります。
・重症アトピー性皮膚炎患者
・皮膚T細胞リンパ腫の患者
・移植片対宿主病(GVHD)の疑いがある患者
・プレドニン換算で20mg/日以上のステロイドの全身投与を受けている患者
・プレドニン換算で20mg/日未満のステロイドの全身投与を5日間以上継続されている患者
急性期のDIHS/DRESSの診断補助を目的としているため、回復期には使用しないでください。
DIHSの重篤副作用疾患別対応マニュアルに記載の判別基準を参照し、他の関連検査及び臨床症状等も含めて総合的に判断してください。

診療報酬

D015(18)
TARC
免疫学的検査判断料144点

  • 薬剤性過敏症症候群が疑われる患者に対し、当該疾患の鑑別診断の補助を目的として、血清中のTARC量を測定する場合に、一連の治療につき1回を限度として算定できる。ただし、医学的な必要性から一連の治療につき2回以上算定する場合においては、その詳細な理由を診療報酬明細書の摘要欄に記載すること。

容器

臨床意義

TARC(Thymus and Activation-Regulated Chemokine)は、リンパ球の一つであるTh2細胞を炎症部位に遊走させるケモカイン群の一種(系統名:CCL17)で、アトピー性皮膚炎の重症度評価の補助を目的とした検査として広く活用されています。
薬剤性過敏症症候群(DIHS/DRESS)は、発熱、臓器障害、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)の再活性化を伴う重症薬疹であり、その他汎発型薬疹(スティーブンス・ジョンソン症候群、中毒性表皮壊死症、播種状紅斑丘疹型薬疹等)と治療方針が大きく異なることから、発症早期の鑑別が求められています。
血清TARC濃度は、急性期のDIHS/DRESSでは高値を示すのに対し、その他汎発型薬疹では軽度の上昇にとどまることから、DIHS/DRESSの診断補助に有用であることが報告されています。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

薬剤性過敏症症候群(DIHS/DRESS)

参考文献

臨床意義文献
Miyagawa F, et al:Eur J Dermatol 25(1):87~89, 2015.

関連項目

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