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Ⅰ型コラーゲンC末端 テロペプチド(ⅠCTP)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • Ⅰ型コラーゲンC末端 テロペプチド(ⅠCTP)
    5C124-0000-023-001
    血清
    0.3
    S09

    A00
    冷蔵
    2~4
    腫2
    RIA2抗体法

    RIA(Radio immunoassay)
    放射性免疫測定法
    抗体に対して放射性同位元素(RI)で標識した抗原と検体中の抗原を競合的に抗原抗体反応を行い,抗体と結合した標識抗原(結合型:Bound)と抗体と結合していない標識抗原(遊離型:Free)を分離し,その割合を放射活性から抗原の濃度として測定する方法。
    結合型と遊離型の分離方法(B/F分離)として,抗体を固相化しておく固相法,抗原抗体複合体に第2抗体を結合させて沈澱させる2抗体法,抗原抗体複合体を硫酸アンモニウム(硫安)で沈澱させる硫安塩析法,抗原抗体複合体を沈澱試薬で沈澱させるPEG法などがある。

    4.5未満(ng/mL)

備考

&1

診療報酬

B001(03ロ)
悪性腫瘍特異物質治療管理料(その他のもの)

容器

補足情報



臨床意義

Ⅰ型コラーゲンは骨基質の90%以上を占める蛋白質であり,ピリジノリン(Pyr)またはデオキシピリジノリン(Dpyr)により分子間において架橋を形成しています。破骨細胞による骨吸収の際には,骨組織のⅠ型コラーゲンが分解され,そのC末端部分からPyrまたはDpyrによって架橋されたペプチドが血中に放出されます。このペプチドがⅠ型コラーゲンC末端テロペプチド(Pyridinoline cross-linnked carboxyterminal telopeptide of typeⅠcollagen:ⅠCTP)であり,血中ⅠCTP濃度は骨吸収量を反映する指標と考えられています。
血中ⅠCTP濃度は,悪性腫瘍,特に肺癌,乳癌,前立腺癌の骨転移症例において,骨転移の見られない症例に比べ有意に高値を示すことから,本検査は,悪性腫瘍の骨移転の診断補助及び治療効果判定の指標として有用と考えられます。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

悪性腫瘍における骨転移, 悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症, 骨ページェット病, 慢性腎不全による副甲状腺機能亢進症

参考文献

測定法文献
清原 剛 他:ホルモンと臨床 42-12-1189~1193 1994
臨床意義文献
福永 仁夫 他:ホルモンと臨床 41-7-729~736 1993

関連項目

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