現在のラボ:MUQSラボ

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項目コード:
検査項目
JLAC10
FISH(Fluorescence in situ hybridization)
蛍光in situハイブリダイゼーション
蛍光色素で標識したプローブを用いて標的DNAとハイブリダイゼーションを行い、特定の波長で発色させた蛍光部位を染色体上のシグナルとして蛍光顕微鏡下で検出する方法。
蛍光色素で標識したプローブと標的DNAを直接結合させる直接法と、標識物質で標識したプローブと標的DNAを結合させた後に、標識プローブと蛍光物質を結合させて発色させる間接法がある。
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凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。
●染色体検査のご提出について
検体は採取後、当日中にご提出ください。
リンパ節5×5×5mmを下図の容器に浮遊させ、冷蔵保存してください。
D006-5(01)
染色体検査(全ての費用を含む)FISH法を用いた場合
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
保存液入り (容器容量5mL)
内容:RPMI-1640 FBS 硫酸カナマイシン ノボヘパリンNa 炭酸水素Na HEPES
貯蔵方法:凍結
有効期間:色が薄いピンクの状態で使用してください。
(凍結時は淡黄色ですが解凍すると薄いピンク色に戻ります。)
BCL2はTsujimotoらがB細胞腫瘍で発見した癌遺伝子で、18番染色体長腕(18q21)に座位しt(14;18)(q32;q21)に関与している。t(14;18)(q32;q21)転座は濾胞性Bリンパ腫に特徴的な相互転座で、BCL2の一部が18番染色体から14番染色体Jhエンハンサーの近傍に転座して活性化され、逆にVh、Dhが14番染色体から18番染色体に転座している。Yunisらは、t(14;18)に付加的異常が加わることにより小細胞型、混合型、大細胞型と組織像が変化し、治療に対する反応も異なることを報告している。
濾胞性リンパ腫
測定法文献
稲澤 譲治:臨床FISHプロトコール 阿部達生監修(秀潤社):90~95, 1997.
臨床意義文献
Taniwaki M et al:Leukemia 11(3):291~293, 1997.