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梅毒定量RPR〔LA〕

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 梅毒定量RPR〔LA〕
    5E074-1352-023-062
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    1~2

    34
    ※6
    ラテックス比濁法
    1.0未満(R.U.)

備考


乳び検体ではデータ影響を及ぼす場合がありますので避けてください。また,溶血検体では高値となる場合がありますので避けてください。

診療報酬

D012(05)
梅毒血清反応(STS)定量
免疫学的検査判断料144点

  • 「梅毒血清反応(STS)定性」、「梅毒血清反応(STS)半定量」及び「梅毒血清反応(STS)定量」は、従来の梅毒沈降反応(ガラス板法、VDRL法、RPR法、凝集法等)をいい、梅毒血清反応(STS)定性、梅毒血清反応(STS)半定量及び梅毒血清反応(STS)定量ごとに梅毒沈降反応を併せて2種類以上ずつ行った場合でも、それぞれ主たるもののみ算定する。

容器

補足情報



梅毒血清反応検査の結果の解釈

STS TP 抗原 結果の解釈
RPR〔LA〕
RPR 法 (凝集反応)
TP 抗体〔LA〕・TPHA
FTA-ABS
(-) (-) 非梅毒
まれに梅毒感染初期
(+) (-) 生物学的偽陽性 (BFP)
まれに梅毒感染初期※
(+) (+) 梅毒 (早期から晩期)
梅毒治癒後の抗体保有者
(-) (+) 梅毒治癒後の抗体保有者
TP抗原系の偽陽性 (ごくまれ)

※ 梅毒感染初期が疑われる場合は3 〜 4週間後に再検査する

※ BFPを起こす疾患の罹患の有無や最近の感染機会の有無を調査する。 STS抗体価の推移をモニターし、TP抗体・TPHA・FTA-ABSの陽性反応を認めた場合、梅毒感染初期を疑う。 あくまでも臨床診断が優先であり、血清学的検査は補助診断である。

〔梅毒血清反応検査の使用と留意点〕

《STS》

カルジオリピン抗原に対する抗体。梅毒感染初期から陽性化し、 治療後は陰性化する場合が多く梅毒症状をよく反映する。 生物学的偽陽性反応 (BFP) が多い。

《生物学的偽陽性 (BFP)》

STS (RPR) は生物学的偽陽性 (BFP) が多く、梅毒感染以外に肝疾患、 自己免疫疾患、妊婦などで偽陽性を示す場合がある。

《TP抗体・TPHA・FTA-ABS》

トレポネーマ抗原に対する抗体で梅毒感染時に認められる特異的な抗体。 過去に梅毒陽性となった患者血清では、いつまでも抗体価が高値で持続 する場合がある。 まれに非特異反応が認められる。

臨床意義

梅毒の免疫学的検査法は、梅毒の病原体であるTreponema Pallidum由来の抗原(TP抗原)を用いる方法とカルジオライピン、レシチンからなる脂質抗原が、梅毒患者血清と反応すること(ワッセルマン反応)を利用するSTS法とに大別される。現在STS法としてガラス板法、RPRカードテスト法などがあり広く普及している。しかし、これらの方法は用手法のため操作が煩雑で、判定に主観が入る等の問題がある。本法は、ラテックス比濁法の原理に基づきカルジオライピン、レシチン抗原を用い、光学的に梅毒脂質抗体を定量測定し、客観的判定が可能である。
真性梅毒、先天性梅毒、梅毒の感染初期、治療後の梅毒、潜伏梅毒、梅毒とBFP(生物学的擬陽性)の判別、妊婦梅毒、治療効果の判断。

参考文献

測定法文献
桜庭 尚哉:医学と薬学 63(1):103~109,2010
臨床意義文献
水岡 慶二:検査と技術 21-7-549~555 1993

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