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有機酸スクリーニング検査

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 有機酸スクリーニング検査
    3E105-0000-001-203
    部分尿
    5
    U00
    凍結
    7~14
    1141
    ※5
    Gas-Chromatograph法(GC-MS)

    クロマトグラフィー(Chromatography)
    固定相(固体または液体)と接して流れる移動相(液体または気体)の間に物質を通し,両相への親和性の差を利用して目的とする物質の成分を分離する方法。
    移動相が液体の場合には液体クロマトグラフィー,気体の場合にはガスクロマトグラフィーと呼ばれる。

備考

&1
酸性蓄尿は避けてください。専用依頼書に臨床所見を必ずご記入ください。本検査は疑われる先天性有機酸代謝異常症を専門医が判定する検査です。判定医による判定に時間を要する場合は所要日数より遅れる場合があります。

診療報酬

D010(08イ)
先天性代謝異常症検査尿中有機酸分析〔ガスクロマトグラフ質量分析装置〕
生化学的検査(Ⅱ)判断料144点

容器

臨床意義

有機酸代謝異常症(有機酸血症)の早期発見・早期治療および乳幼児突然死症候群の原因調査に有用である。有機酸血症の臨床症状としては、代謝性アシドーシスなどの急性症状を示すことが多い。また、乳児期早期から哺乳力低下、筋緊張低下、多呼吸、けいれん、意識障害などの症状も伴っており、なかには死亡する疾患(グルタル酸尿症II 型)も存在する。なお、有機酸血症の個々の疾患頻度は高くないが、疾患の種類が多いので全体としては少なくとも1 万人に1人以上の頻度と考えられている。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

各種代謝異常症など

参考文献

測定法文献
河野 芳功 他:日本小児科学会雑誌 89-10-2327~2334 1985
臨床意義文献
山口 清次 他:小児科 37-2-101~112 1996

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