現在のラボ:MUQSラボ

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項目コード:
検査項目
JLAC10
FISH(Fluorescence in situ hybridization)
蛍光 in situ ハイブリダイゼーション
蛍光色素で標識したプローブを用いて標的DNAとハイブリダイゼーションを行い,特定の波長で発色させた蛍光部位を染色体上のシグナルとして蛍光顕微鏡下で検出する方法。
蛍光色素で標識したプローブと標的DNAを直接結合させる直接法と,標識物質で標識したプローブと標的DNAを結合させた後に,標識プローブと蛍光物質を結合させて発色させる間接法がある。
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凍結保存は避けてください。受託可能日は月~金曜日です。
染色体検査のご提出について 検体は採取後、当日中にご提出ください。
骨髄液1.0mLを下図の容器に無菌的に採取し、よく混和させ、冷蔵保存してください。当日中にご提出ください。
D006-5(01)
染色体検査(全ての費用を含む)FISH法を用いた場合
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
保存液入り (容器容量5mL)
内容:RPMI-1640 FBS 硫酸カナマイシン ノボヘパリンNa 炭酸水素Na HEPES
貯蔵方法:凍結
有効期間:色が薄いピンクの状態で使用してください。
(凍結時は淡黄色ですが解凍すると薄いピンク色に戻ります。)
inv(3)逆位またはt(3;3)転座は急性骨髄性白血病(AML)の1~2%に認められるだけでなく、骨髄異形成症候群(MDS)や慢性骨髄性白血病(CML)の急性転化時にも認められる染色体異常で予後不良群に層別化されています。
本項目はFISH法により、3q21.3のGATA2遺伝子近傍と3q26.2のMECOM遺伝子近傍の逆位や転座を融合シグナルとして検出する検査で、治療方針の決定や予後の予測に有用です。
急性骨髄性白血病
測定法文献
稲澤 譲治:臨床FISHプロトコ-ル 阿部達生監修 (秀潤社):90~95,1997.
臨床意義文献
直江 知樹,他:WHO血液腫瘍分類 改訂版 (医療ジャーナル社):116~118,126~127,2018.