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抗Jo-1抗体

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 抗Jo-1抗体
    5G120-0000-023-092
    血清
    0.3
    S09

    A00
    冷蔵
    3~5

    140
    ※6
    オクタロニー法

    オクタロニー法(Ouchterlony method)
    平板内二重免疫拡散法
    平板内二重免疫拡散法と呼ばれるゲル内拡散法の1つ。ゲル内で抗体と抗原を拡散させ,抗原抗体反応により形成された沈降線の数や反応性の有無から,抗原と抗体の反応を確認する方法。

    陰性(倍)

備考

1

診療報酬

D014(12)
抗Jo-1抗体半定量
免疫学的検査判断料144点 ★

  • 「抗ARS抗体」と「抗Jo-1抗体定性」、「抗Jo-1抗体半定量」又は「抗Jo-1抗体定量」を併せて実施した場合は主たるもののみ算定する。

容器

補足情報

臨床意義

抗Jo-1抗体は,多発性筋炎/皮膚筋炎(PM/DM)に特異的な自己抗体として見いだされ,しかも陽性例はPM/DMに限られることから,PM/DMの重要な疾患標識抗体(マーカー抗体)とされている。
PM/DMの診断は一般的には,筋力低下,筋痛などの臨床症状,筋原性酵素の上昇,筋電図所見,筋生検,皮膚所見などの総合判断によるが,疾患特異抗体と考えられている抗Jo-1抗体は診断の補助となる。筋生検を行っても特異的な所見が得られない場合もあり,特に成人型の筋ジストロフィーとの鑑別に有用である。また抗Jo-1抗体陽性例では間質性肺炎を高率に合併する報告もみられる。その他,抗Jo-1抗体陽性例で出現頻度が高い臨床症状には,多発関節炎やレイノー現象などがある。

異常値を示す病態・疾患

適応疾患

多発性筋炎/皮膚筋炎(PM/DM)

参考文献

測定法文献
西海 正彦:臨床検査機器・試薬 13-4-835~838 1990
臨床意義文献
西海 正彦 他:日本内科学会雑誌 75-11-1597~1601 1986

関連項目

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