SRL総合検査案内

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現在のラボ:静岡ラボ

minor BCR-ABL1 mRNA(%)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 曜日指定
    minor BCR-ABL1 mRNA(%)
    8C127-9962-046-875
    骨髄液
    1.0
    H00
    冷蔵
    (1日)
    3~5

    2520
    ※2
    RT-PCR(リアルタイムPCR)

    リアルタイムPCR
    PCR法を基本原理とする核酸増幅法の一種であり,分解により蛍光を発するオリゴヌクレオチドを利用することにより,PCRサイクルごとに蛍光シグナルを確認することでリアルタイムにターゲット核酸の定量が可能となる測定方法。

その他の受託可能材料

備考

1
凍結保存は避けてください。
受託可能日は月~金曜日です。
検体採取後、速やかにご提出ください。
他項目との重複依頼は避けてください。
本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
本検査は、e1a2の測定はできますが、e1a3の融合mRNAの測定はできません。また、e1a2の融合mRNAにおいてもプライマー及びプローブが結合する領域に変異がある場合には、minor BCR-ABL1 mRNAの測定ができないことがあります。
造血器腫瘍遺伝子検査のご提出について
検体は採取後、当日中にご提出ください。
骨髄液1.0mLを指定の容器に無菌的に採取し、よく混和させ、冷蔵保存してください。検体は採取後、当日中にご提出ください。

診療報酬

D006-3(03イ)
BCR-ABL1(minor BCR-ABL mRNA)(診断の補助に用いるもの)
遺伝子関連・染色体検査判断料100点

  • 「minor BCR-ABL mRNA」は、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病の診断補助及び治療効果のモニタリングを目的として、リアルタイムRT-PCR法により測定した場合に限り算定できる。

容器

補足情報

臨床意義

急性リンパ性白血病(ALL)は、骨髄において前駆B細胞または前駆T細胞が腫瘍性に増殖した疾患であり、ALLにおける予後不良因子としてフィラデルフィア染色体(Ph染色体)の存在が挙げられています。
Ph染色体は、9番染色体長腕(9q34.1)に座位するABL1遺伝子と、22番染色体長腕(22q11.2)に座位するBCR遺伝子の相互転座により形成されます。
BCR-ABL1融合遺伝子のBCR遺伝子切断点はMajor BCRとminor BCRの2ヵ所に集中していることが知られています。
本項目はRT-PCR(リアルタイムPCR)法を用いてminor BCR-ABL1の発現量を測定し、minor BCR-ABL 1mRNA/ABL1 mRNA比(%)を報告します。ALLの診断補助および治療経過のモニタリングなどに有用です。

参考文献

測定法文献
J Gabert,et al:Leukemia 17(12):2318~2357,2003.
臨床意義文献
JV Melo,et al:Blood 81(10):2488~2491,1993.

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