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アセトアミノフェン

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
    採血時刻
  • アセトアミノフェン
    3L005-0000-023-024
    血清
    0.4
    S5P

    A00
    冷蔵
    2~8

    180
    ※4
    EIA

    EIA(Enzyme immunoassay)
    酵素免疫測定法
    測定原理はRIAと同様で,標識物質に酵素で標識した抗原または抗体を用いて抗原抗体反応を行い,発色基質を加えて酵素活性を測定する方法。

    中毒域
    200.1以上(4時間)
    100.1以上(8時間)
    50.1以上(12時間)(μg/mL)

備考

1
アセトアミノフェン、ピリナジン、ナパ

採血容器についての注意事項  
血清分離剤入り容器の使用は避けてください。薬物検査において、測定値に影響を及ぼす場合があります。

採血時刻についての注意事項  
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。 
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。 
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。 
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。

診療報酬

D007(47)
アセトアミノフェン
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

  • 「アセトアミノフェン」は、同一の患者につき1月以内に2回以上行った場合は、第1回目の測定を行ったときに1回に限り算定する。

容器

補足情報

臨床意義

アセトアミノフェンは,フェナセチンの活性代謝物でもあり,解熱鎮痛薬として使用される。通常,解熱,頭痛,神経痛,月経痛等の治療投与量のモニターは必要とされないが,現在単一剤,複合剤として200種以上の製剤が販売されていることより,過剰投与のケースが見られる。
副作用として血液障害,胃腸障害を有し,過剰に服用すると肝障害,腎障害を生じ,時には致命的な肝壊死を生ずる。この過剰服用による肝障害は,早期に解毒剤を投与し治療すると軽減できると言われるため,血中濃度を測定することは有用である。

参考文献

測定法文献
木村 英樹 他:日本臨床検査自動化学会会誌 33(5):860~864,2008.
臨床意義文献
久保 博昭:日本臨床 53(S上):998~1001 1995

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