現在のラボ:静岡ラボ

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項目コード:016647528 / 461114 3
検査項目
JLAC10
RT-PCR(Reverse transcriptase-polymerase chain reaction)
RNA が増幅対象の場合に,RNA を鋳型として逆転写酵素(reversetranscriptase:RT)により相補的なcDNAを合成してPCRを行う方法。
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凍結保存は避けてください。
受託可能日は月~金曜日です。
検体採取後、速やかにご提出ください。他項目との重複依頼は避けてください。本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
造血器腫瘍遺伝子検査のご提出について
検体は採取後、当日中にご提出ください。
骨髄液1.0mLを下図の容器に無菌的に採取し、よく混和させ、冷蔵保存してください。
検体は採取後、当日中にご提出ください。
D006-2
造血器腫瘍遺伝子検査
遺伝子関連・染色体検査判断料100点
保存液入り (容器容量5mL)
内容:RPMI-1640 FBS 硫酸カナマイシン ノボヘパリンNa 炭酸水素Na HEPES
貯蔵方法:凍結
有効期間:色が薄いピンクの状態で使用してください。
(凍結時は淡黄色ですが解凍すると薄いピンク色に戻ります。)
inv(16)逆位またはt(16;16)転座は、急性骨髄性白血病(AML:Acute myeloid leukemia)で認められ、FAB分類では好酸球増加を伴うAML-M4Eoに認められる染色体異常で、16番染色体短腕(16p13.1)に座位するMYH11遺伝子と16番染色体長腕(16q22)に座位するCBFB遺伝子との逆位または相互転座によりCBFB-MYH11 mRNAが形成される。
WHO分類では反復する遺伝子異常を伴うAML(Acute myeloid leukemia with recurrent genetic abnormalities)にカテゴリー分類されている。
本検査においてはCBFB-MYH11mRNAをRT-PCRにより増幅させ、遺伝子レベルで高感度に検出することが可能である。本測定法を用いることで、微少残存白血球細胞(MRD)を高感度に検出することが可能となり(1/100000まで検出可能)、化学療法後の残存白血病細胞・骨髄移植後の治療モニター、および再発のモニターに有用と考えられる。
急性骨髄単球性白血病(AML M4Eo)
測定法文献
Claxton DF et al:Blood 83(7):1750~1756,1994.
臨床意義文献
Helene Poirel et al:Blood 85(5):1313~1322,1995.