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血中ケトン体分画

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 血中ケトン体分画
    3E045-0000-020-271
    速やかに冷却遠心
    血清(動脈血)
    0.5
    S09

    A00
    凍結
    (7日)
    2~4

    59
    ※4
    酵素法

    酵素法
    測定原理は比色法と同様で、測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。

    ケトン体比 アセト酢酸/3-ヒドロキシ酪酸比 0.7以上

備考

1
ブドウ糖投与下または食後(血糖120mg/dL以上)に動脈採血してください。採血後は速やかに冷却遠心にて分離し、凍結保存してください。

診療報酬

D007(19)
ケトン体分画
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

  • 「ケトン体」及び「ケトン体分画」の検査を併せて実施した場合は、ケトン体分画の所定点数のみ算定する。

容器

臨床意義

ケトン体は、容易に細胞膜を通過しうる物質であることから、末梢組織(脳、心、腎など)において消費される影響が少ない動脈血中ケトン体比は、肝のenergy chargeを反映するものと考えられるため、肝予備能の指標および肝切除例における術後管理の指標として臨床的に応用されている。最近、肝細胞のviabilityを評価する方法として、肝ミトコンドリアにおける酸化還元状態(redox status)を間接的に評価する方法として、動脈血中のケトン体比(arterial ketone body ratio:AKBR)が提唱され、肝機能を評価する指標として用いられるようになった。AKBRは肝細胞(肝ミトコンドリア)機能評価法として、これまで用いられているhepaplastin testやICG Rmaxとも良く相関することが知られており、術前の肝機能の評価、肝切除の範囲の決定等に有用であると同時に、術後の管理上の指標としても有用である。

異常値を示す病態・疾患

関連疾患

肝硬変、肝臓癌、肝不全

参考文献

測定法文献
西ヶ谷 晴美,他:医学検査 45(3):353, 1996.
臨床意義文献
溝渕 詔子,他:高知県立中央病院医学雑誌 16(1):21~29, 1989.

関連項目

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