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ガバペンチン

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
    採血時刻
  • ガバペンチン
    3L215-0000-022-205
    血漿
    0.3
    PH5

    A00
    冷蔵
    3~5

    特
    LC/MS/MS

    LC/MS/MS(Liquid chromatography tandem mass spectrometry)
    液体クロマトグラフィータンデム四重極型質量分析法
    液体クロマトグラフで親和性の差を利用して目的とする物質の成分を分解し,質量分析計でさらに質量ごとに分離して特定の質量イオンを解離・フラグメント化させ,それらのイオンを検出する方法。

    (μg/mL)

備考

1
ガバペン錠

採血容器についての注意事項  
血清分離剤入り容器の使用は避けてください。薬物検査において、測定値に影響を及ぼす場合があります。

採血時刻についての注意事項  
1.TDM(血中薬物濃度モニター)における採血時間です。 
2.連続投与においては定常状態到達後、採血を行ってください。 
3.中毒時はPeak濃度も測定する必要があります。 
4.標準的な時間であり、患者状況にあわせて採血するのが望ましいと思われます。

下図の容器に採血し、よく混和させ、血漿分離してください。
血漿は冷蔵保存してください。

診療報酬

B001(02),B001(02ロ)
特定薬剤治療管理料,抗てんかん剤(てんかん患者)

  • 「特定薬剤治療管理料1」は、投与薬剤の血中濃度を測定し、その結果に基づき当該薬剤の投与量を精密に管理した場合、月1回に限り算定する。

容器

補足情報

臨床意義

ガバペンチンは、既存の抗てんかん薬では十分な効果が認められない部分発作を有するてんかん患者において併用する発作抑制効果が認められている。本薬剤は体内ではほとんど代謝されず、肝薬物代謝酵素の誘導・阻害作用をもたないという薬物動態プロファイルから他のてんかん薬との相互作用を起こしにくいと考えられている。
本薬剤の十分な治療効果を得るためには、初期投与いおいて、個人差を考慮するために血中濃度を測定することが有用である。また、腎機能に障害おある患者や高齢者に対して投与する際には、慎重を期すため、血中濃度の測定は重要となる。さらには、近年問題視されているオンコンプライアンス(特に小児)の確認においても、血中濃度管理の重要性が指摘されていることから、血中濃度の測定が必要とされている。

参考文献

臨床意義文献
Tomson T,et al:Eur J Clin Pharmacol 55:697~705,2000

関連項目

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