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HBs抗原(HQ)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • HBs抗原(HQ)
    5F016-1410-023-052
    血清
    0.6
    S09

    A00
    冷蔵
    (21日)
    1~2

    88
    ※6
    CLEIA

    CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
    化学発光酵素免疫測定法
    固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。

    0.005未満 (IU/mL)

備考


本検査方法ではコンタミネーションの影響がより大きくなりますので、検体採取にあたっては取り扱いに充分ご注意ください。
HBs抗原について
【HBV感染の診断】
 B型肝炎ウイルス(HBV)感染の診断は、他の免疫測定法等と同じく、本製品による陽性または陰性の検査結果のみにより行わず、HBc抗体測定、HBV-DNA定量検査等、他の検査結果および臨床経過を考慮して総合的に判断してください。 特に下記の場合は使用方法にご留意ください。
1.健康診断時のスクリーニング検査
  できるだけ検出感度の高いEIA法/化学発光法などを用いた検出試薬を使用し、イムノクロマト法や凝集法で検出感度の低い検出試薬の使用にあたっては、充分にご留意ください。
2.緊急検査
  緊急対応として実施される迅速・簡便な検出試薬において陰性と判定された場合でも、必要に応じてさらに検出感度の高い検出試薬で再検査をすることをお奨めします。
3.B型肝炎と診断された患者の経過観察検査
  EIA法/化学発光法、凝集法、イムノクロマト法等いずれの方法を用いた検出試薬でも使用できますが、陰性化した場合はより検出感度の高い方法で確認することをお奨めします。
(注)HBV感染直後はウイルス量が極めて少なく、どのような高感度の検出試薬を用いてもウイルスを確認できません。この時期は「ウインドウ(空白)期間」と呼ばれており、ウインドウ時に採取された血液では、HBs抗原は必ず検出されるとは限りません。
【性 能】
感度 0.005 IU/mL以上

診療報酬

D013(03)
HBs抗原
免疫学的検査判断料144点 ◇

  • 免疫抑制剤の投与や化学療法を行う患者に対して、B型肝炎の再活性化を考慮し、当該治療開始前に「HBs抗原」、「HBs抗体」及び「HBc抗体半定量・定量」を同時に測定した場合は、患者1人につきそれぞれ1回に限り算定できる。

容器

補足情報

臨床意義

肝炎にはA型、B型、C型と大きく3つに分類されるがHBs抗原の検出はB型肝炎ウイルス(HBV)の存在を意味しB型肝炎の診断に役立つ。HBs抗原が持続すると慢性化しやすいといわれ、慢性肝炎やさらには肝硬変症、原発性肝癌の発症とも関係するといわれている。一方急性肝炎は感冒様の発熱、あるいは下痢、嘔吐などの胃腸症状をもって発症するといわれている。HBs抗原Carrier では自覚症状を示さない。その成立機序については血液感染、性感染、母子間感染がある。またB型肝炎の成立機序については細胞性免疫の関与もあるといわれ、HBs抗原、抗体の検索は単にB型肝炎の防止にとどまらず各種肝疾患の病態究明に重要な手がかりを与えている。従来のHBs抗原検査と異なり検体前処理によりHBV粒子、小型球形粒子および管状粒子からHBs抗原を遊離させ、ウイルス膜の外側に露出した抗原部位を認識する抗体の他に、内側の抗原部位を認識する抗体を使用し高感度にHBs抗原が検出する。ただし、B型肝炎ウイルス(HBV)感染の診断は、本項目による検査結果のみで行わず、HBC抗体測定等、他の検査結果および臨床経過を考慮して総合的に判断する事。

異常値を示す病態・疾患

上昇する疾患

B型肝炎

参考文献

測定法文献
戸来 孝, 他:医学と薬学 72(9): 1569~1577,2015.
臨床意義文献
熊田 博光:日本臨床 53(増刊号):241~246,1995.

関連項目

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