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○抗セントロメア抗体
項目コード:021400802 / 340802 3
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検査項目
JLAC10 - 材料
検体量
(mL) - 容器
- キャップ
カラー - 保存
(安定性) - 所要
日数 - 実施料
判断料 - 検査方法
- 基準値
(単位)
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抗セントロメア抗体
5G090-0000-023-052 -
血清
0.5 -
S09
↓
A00 -
- 2~4
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174
※6
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CLEIA
CLEIA(Chemiluminescent enzyme immunoassay)
化学発光酵素免疫測定法
固相化した抗体に対して抗原を反応させた後,酵素標識した抗体を抗原に2次反応させ,化学発光基質を加えて発光強度を測定する方法。 - 10.0未満 (U/mL)
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抗セントロメア抗体
備考
1
診療報酬
D014(20)
抗セントロメア抗体定量
免疫学的検査判断料144点
- 「抗セントロメア抗体定量」又は「抗セントロメア抗体定性」は、原発性胆汁性胆管炎又は強皮症の診断又は治療方針の決定を目的に用いた場合に限り算定できる。
容器
S09 旧容器記号 C1 1 セ X1
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
A00 旧容器記号 X
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
補足情報
臨床意義
抗セントロメア抗体(ACA)は全身性強皮症(SSC)の一病型として把握されるCREST症候群に特異的な抗核抗体とされ,比較的経過の良好な病型に高率に検出される。SSCの病型分類において抗セントロメア抗体測定は有意義である。また,膠原病が臨床的に疑われるが,いずれの診断基準にも合致せず,抗セントロメア抗体が検出された場合,CREST症候群への移行に注意する。ACAは診断のみならず予後の予測や治療方針の決定においても有用な指標と考えられる。
異常値を示す病態・疾患
適応疾患
CREST症候群(全身性強皮症), Raynaud病(レイノー病), 原発性胆汁肝硬変(PBC)
参考文献
測定法文献
小島 和夫, 他:医学と薬学 69 (4):677~687, 2013.
臨床意義文献
宮脇 昌二,他:医学と薬学 45(1):129~135,2001.