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遊離コレステロール(F-Cho)

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 遊離コレステロール(F-Cho)
    3F065-0000-023-271
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (28日)
    2~4
    11
    ※4
    酵素法

    酵素法
    測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。

    30~60(mg/dL)

診療報酬

D007(01)
遊離コレステロール
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆

容器

臨床意義

総コレステロールと同じようにコレステロールエステルも血清中では生理的にかなり変動をみせるが, 総コレステロールに対するエステル型コレステロールの百分比,すなわちコレステロールエステル比はおどろく程一定である.すなわちコレステロールエステルそのものを観察するよりも,コレステロールエステル比を測定するほうが疾患時の微少な変化を確実にとらえることができ肝実質障害の指標として利用することができる.かつて重篤な肝障害に起こる急速な減少を Estersturtsと称し肝悪化の徴とした.肝硬変症や肝炎など,肝実障害時にエステル比は大きく低下する.

異常値を示す病態・疾患

減少する疾患

Tangier病, 悪液質, 肝細胞障害, 甲状腺機能亢進症, 消化不良症候群, 低βリポ蛋白血症, 無βリポ蛋白欠損症

上昇する疾患

Addison病, Zieve症候群, ネフローゼ症候群, 下垂体機能低下症, 肝細胞癌, 経口避妊薬服用, 甲状腺機能低下症, 糖尿病, 肥満, 閉塞性黄疸

参考文献

測定法文献
Richmond W:Clinical Chemistry 19-12-1350~1356 1973
臨床意義文献
金井 正光 他:臨床検査法提要 第30版 (金原出版) 555~558 1993

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