現在のラボ:セントラルラボ

項目コード:00395 3(旧 0395 7)
検査項目
JLAC10
酵素法
測定原理は比色法と同様で,測定物質を酵素を用いて特異的に測定する方法。
D007(01)
遊離コレステロール
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
総コレステロールと同じようにコレステロールエステルも血清中では生理的にかなり変動をみせるが, 総コレステロールに対するエステル型コレステロールの百分比,すなわちコレステロールエステル比はおどろく程一定である.すなわちコレステロールエステルそのものを観察するよりも,コレステロールエステル比を測定するほうが疾患時の微少な変化を確実にとらえることができ肝実質障害の指標として利用することができる.かつて重篤な肝障害に起こる急速な減少を Estersturtsと称し肝悪化の徴とした.肝硬変症や肝炎など,肝実障害時にエステル比は大きく低下する.
Tangier病, 悪液質, 肝細胞障害, 甲状腺機能亢進症, 消化不良症候群, 低βリポ蛋白血症, 無βリポ蛋白欠損症
Addison病, Zieve症候群, ネフローゼ症候群, 下垂体機能低下症, 肝細胞癌, 経口避妊薬服用, 甲状腺機能低下症, 糖尿病, 肥満, 閉塞性黄疸
測定法文献
Richmond W:Clinical Chemistry 19-12-1350~1356 1973
臨床意義文献
金井 正光 他:臨床検査法提要 第30版 (金原出版) 555~558 1993