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項目コード:00394 4(旧 0394 0)
検査項目
JLAC10
D007(03)
総コレステロール
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点 ☆
分離剤入り (真空採血量9mL)
貯蔵方法:室温
有効期間:製造から1年
ポリスピッツ
貯蔵方法:室温
コレステロールは,リン脂質とともに細胞膜の構造脂質として重要な物質であり,またステロイドホルモン産生の原料などとなる。主に肝臓で生合成され,VLDLに組み込まれて末梢に運ばれ,代謝され生成したLDL中の主な脂質成分となっている。正常人ではLDL中にもっとも多く含有され,一部は,末梢から肝へのコレステロール逆転送に関与するHDL中に存在している。
血清コレステロール値は食物からの摂取,体内での生合成,胆汁酸や中性ステロールとして体外への排出という三者のバランスにより保たれている。
コレステロールの測定は,肝臓での合成・分泌の状態,胆管閉塞,腸管での吸収や栄養状態の一つの指標となり,また各種脂質代謝の異常の解明や動脈硬化の危険性の予知にも有用である。
Addison病, Tangier病, LCAT欠損症, 悪液質, 肝硬変, 急性肝炎, 甲状腺機能亢進症, 消化不良症候群, 低βリポ蛋白血症, 無βリポタンパク血症
Zieve症候群, ネフローゼ症候群, Ⅲ型高リポ蛋白血症, 下垂体機能低下症, 家族性CETP欠損症, 家族性LPL欠損症, 家族性高コレステロール血症(IIa型), 家族性複合型高脂血症(Ⅱb型), 肝細胞癌, 経口避妊薬服用, 甲状腺機能低下症, 糖尿病, 肥満, 閉塞性黄疸, 先端肥大症
測定法文献
金井正光,他:臨床検査法提要,第34版(金原出版):512,2015.
臨床意義文献
宇治 義則 他:日本臨床 53(増):615~616,1995.