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現在のラボ:横浜ラボ

心筋トロポニンT

  • 検査項目
    JLAC10

    材料
    検体量
    (mL)
    容器
    キャップ
    カラー
    保存
    (安定性)
    所要
    日数
    実施料
    判断料
    検査方法
    基準値
    (単位)
  • 心筋トロポニンT
    5C093-0000-023-053
    血清
    0.5
    S09

    A00
    冷蔵
    (14日)
    2~4

    109
    ※4
    ECLIA

    ECLIA(Electro chemiluminescence immunoassay)
    電気化学発光免疫測定法
    抗体を結合したビーズを用いて抗原と反応させた後,ルテニウムピリジン錯体で標識した抗体を抗原に2次反応させ,電気化学反応によりルテニウムピリジン錯体の発光強度を測定する方法。

    0.014以下
    急性心筋梗塞診断のカットオフ値 
    0.100 (ng/mL)

備考

&1

診療報酬

D007(29)
心筋トロポニンT(TnT)定性・定量
生化学的検査(Ⅰ)判断料144点

  • 「心筋トロポニンI」と「心筋トロポニンT(TnT)定性・定量」を同一月に併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。

容器

臨床意義

トロポニンTは,横紋筋の薄いフィラメント上でトロポニンI,Cとともにトロポニン複合体を形成し,筋収縮の調節に関与している分子量39,000の蛋白である。
平滑筋には存在せず,しかも構造が心筋と骨格筋とで異なるため,両者を明確に識別することが可能となり,現在最も特異的な心筋障害のマーカーと考えられている。また,心筋特異性が極めて高いため,骨格筋障害を伴う場合(ショックや重症心不全の合併,筋肉注射やカウンターショックの施行,外傷の合併,運動中の発症など)に特に有用である。一方,トロポニンTは,心筋の構造蛋白であるが,一部が細胞質にも存在するため心筋梗塞発症早期(3~6時間後)から2~3週後まで有意の上昇が持続する。このため発症後,時間を経て来院した患者の診断には有用であり,PTCAなどの治療における効果の判定にも利用される。

異常値を示す病態・疾患

高値疾患

心筋炎, 心筋梗塞, 腎不全

参考文献

測定法文献
古屋 実,他:医学と薬学 74(5):607~617, 2017. 
臨床意義文献
米田 孝司 他:医学と薬学 26-3-505~518 1991

関連項目

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